年金は何歳から受け取るのが良い? | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

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■年金は何歳から受け取るのが良い?

☆2021年3月18日発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


政治や経済や日米関係を学ぶ一助として

「ワクチン使用の政治学と統計学」

を作成しました。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/1t2301


ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/2t2301


過去の記事はこちらよりご覧いただけます。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/3t2301

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■本文
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私は、健美家で連載されている

赤井誠さんのコラムを

拝読させていただいております。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/4t2301


現在、連載は200回を超えておられるのですが

私は第1回から全部目を通して

その要点をまとめてノートにしています。


赤井さんは

中古、新築、木造、RC、地方、都会

の全てのご経験があり

また競売も相当なさっており

セルフリフォームも上級者で

民泊もなさっておられ

海外にも物件をお持ちです。


だから、ゆめたかパパは

赤井誠さんの事を

「千の顔を持つ男」

と言っています。


また融資や税制や

不動産に関する制度にも精通されており

財務三表(CF、PL、BS)を踏まえて

投資のプランを判断する事もできて

本当にすごい方だと思います。


その赤井さんが、以下のコラムを書かれました。

「年金は何歳からもらうのが最適なのかを

 考えてみた」

http://scene-ex.jp/L2485/b0/5t2301


「60歳を超えると年金の受給資格がある

 という知識は持っていました。

 年金事務所から受給に関するお知らせ

 みたいなものが来ると思っていたのですが

 待てど暮らせど連絡は来ません。」


「同い年の友人が

 年金をもらうことにしたという話を聞いて

 自分から年金事務所で手続きしないと

 何も連絡が来ないということを知りました。」


このような出だしで始まり

結局、赤井さんは

「繰り上げ受給」を選択して

65歳になる前から

年金を受け取る事にされたのでした。


このコラムの中で、赤井さんは

「計算を簡単にするために

 65歳から年間100万円の年金をもらえる

 として考えてみました。」

としてシミュレーションをされておられました。


しかし以下のサイトでは

男性の厚生年金の平均支給額は

月16万6863円(年200万2356円)

http://scene-ex.jp/L2485/b0/6t2301

と書かれていましたので

「65歳から年間200万円の年金をもらえる」

として

私が再シミュレーションをしてみました。


今回のシミュレーションは

「公的年金等の課税関係(国税庁)」

を元に行なっています。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/7t2301


65歳から年間200万円の年金をもらえる場合に

60歳から年金を受け取る事にすると

200万円が30%減額されて

年間140万円の年金が支給されますが

控除の関係で

77万5000円が課税対象になりますが

62万5000円は無税で受け取れます。

(年収が多い場合は、課税対象が少し増えます。)


そして65歳になると控除額が増えて

年間140万円の年金が支給され

30万円が課税対象になりますが

110万円は無税で受け取れます。


しかし「繰り上げ受給」をせずに

65歳から年金を受け取る事にすると

年間200万円の年金が支給されますが

控除の関係で

110万円が無税で受け取れるのはそのままで

支給額が140万→200万円になって

増えた60万円は全額、課税対象になり

30万→90万円が課税対象になるのです。

(年収が多い場合は、課税対象が少し増えます。)


ちなみに

「繰り下げ受給」をして

70歳から年金を受け取る事にすると

支給額が42%増えて

年間284万円の年金が支給されます。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/8t2301


しかし控除の関係で

110万円が無税で受け取れるのはそのままで

支給額が増えた分は全額、課税対象になり

174万円が課税対象になるのです!

(年収が多い場合は、課税対象が少し増えます。)


ええっ?

「2000万円問題」で不安になって

iDeCo(個人型確定拠出年金)

を始めた場合の年金の計算ですか?


イデコを年金として受け取る場合は

「雑所得」という分類になり

受け取る金額から

公的年金等控除額を差し引いた金額を

「所得」として計算する事になっています。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/9t2301


これはつまり

・公的年金(国民年金、厚生年金)

・イデコ年金

の合計を「雑所得」と見なすという事であり

公的年金だけで年金等控除額を超えている場合は

イデコ年金の全額が課税対象になるのです!

(ちなみに公的年金等控除額は

 令和二年より120→110万円に減りました。)

http://scene-ex.jp/L2485/b0/10t2302


かなり脱線しましたので、話を元に戻しますと

赤井さんは「繰り上げ受給」をして

65歳になる前から年金を受け取る事にされましたが

私もそうしようと思っています。


その理由は

65歳から年金を受け取る事にすると

60~64歳までの5年間の

公的年金等控除60万×5年=300万円が

すべて無駄になってしまうからです。


通常のように65歳から受け取る事にすると

「支給額」は確かに増えるのですが

課税対象額も多くなるので、税金を引かれて

「受給額」は思ったほど増えないからです。


赤井さんは

「65歳から年間100万円の年金をもらえる」

として

「繰り上げ受給」をした場合は

77歳5か月以上生きれば

生涯年金が減ってしまう計算をされていますが

これは「支給額」=「受給額」

つまり年金が無税であった場合の計算です。


日本人男性の平均寿命は81歳となっていますが

年金には税金がかかってくる事を考えると

よほど長生きをしない限り

「繰り上げ受給」をして

65歳になる前に年金をもらった方が

プラスになります。


また「繰り上げ受給」をして64歳で亡くなった場合は

60~64歳までの4年間は年金を受け取れますが

「繰り上げ受給」をしなかった場合は

生涯年金がゼロになってしまいます。


今回の内容をまとめます。


・年金には税金がかかって来るので

 年金の「支給額」と「受給額」は異なる。

・このため「繰り上げ受給」をして

 65歳になる前から年金を受け取った方が

 よほど長生きをしない限り

 生涯受給額は多くなる。

・「繰り下げ受給」をして

 65歳を超えてから年金を受け取る事にすると

 増えた分は課税対象になり、税金が高くなる。

・iDeCo(個人型確定拠出年金)に加入して

 年金として受け取る事にすると

 増えた分は課税対象になり、税金は高くなる。


今回は

年金をもらえる年齢になっても

働いて給料をもらっていると

受け取る年金が減額になる事は

計算に入れておらず

実はこれが最大の難関かもしれないのですが

これについては以下の記事が参考になると思います。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/11t2302


私としては

「労働」をすると年金を減らされるというシステムが

「搾取」に当たらない事を願っております。


今回は

「年金は何歳から受け取るのが良い?」

と題して

私なりの計算と考えを書かせていただきました。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

http://scene-ex.jp/L2485/b0/12t2302