――――――――――――――――――――――― ■エイリアン大家VSスクラップ&ビルド ☆2020年6月1発行 ――――――――――――――――――――――― こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。 「スクラップ&ビルド 国家財閥連合軍の陰謀」 を大幅に増補して、内容を充実させました! 【パソコン閲覧用】 http://scene-ex.jp/L2485/b0/1t1201 ゆめたか大家の「今までの道のり」はこちらです。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/2t1201 過去の記事はこちらよりご覧いただけます。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/3t1201 ――――――――――――――――――――――― ■本文 ――――――――――――――――――――――― その昔、不動産賃貸業は 地元の金融機関が融資をして 地元の不動産業者がアパートを建てて 地元の地主さんが行うものでした。 これによって 「スクラップ&ビルド」 のループに引きずり込まれてしまうので 30年経ったらアパートは解体されてしまうのですが 逆に言えば、不動産賃貸業に無知な地主でも 20年は不動産業者による経営サポートがあるので 長期のローンが組めるのでした。 「不動産はどうして長期ローンが組めるのか」 http://scene-ex.jp/L2485/b0/4t1201 そして不動産業者は 税理士や金融機関と連携して 大家の財布の中身を知ることができて 大家にお金がある時は多額の修繕費を請求しますが 大家にお金がない時はそれを控えるなど 「わきまえ」があるのでした。 「昔は大家の財布は不動産屋に筒抜け」 http://scene-ex.jp/L2485/b0/5t1201 これはある意味で「古き良き時代」であり 地主Aさん、地主Bさん、地主Cさんが 循環的に共存できたのですが この生態系を破壊したのが 「エイリアン大家」と「エイリアン銀行」 だったのでした。 「エイリアン大家とエイリアン銀行が生態系を破壊」 http://scene-ex.jp/L2485/b0/6t1201 そして今回は 「エイリアン大家VSスクラップ&ビルド」 と題して 中古・築古物件派にとっての 「究極の問題」について 書いてみようと思います。 不動産業者を中心とする 「国家財閥連合軍」は 「地主大家」に対しても 「エイリアン大家」に対しても 「スクラップ&ビルド」 を仕掛けてきます。 しかし私が勉強した限りでは 「スクラップ&ビルドハラスメント」は 「地元大家」よりも 「エイリアン大家」に対しての方が より厳しいように思います。 例えば、村田幸紀さんは 最初の物件として 築14年の木造アパートを買いましたが 修繕費をさんざん請求されたあげく サブリースを打ち切られています。 (サブリース打ち切り後は 入居者が全員退去したそうです。) 木造アパートの耐用年数は22年ですので これはそれよりも早いのですが 地元の不動産業者が 地元の大家に対して こんな事をするでしょうか? もし地元の大家に対してこんな事をしたら その地元の不動産業者は 評判が悪くなると思います。 他にも、椙田拓也さんは 最初、築20年のRCマンションを買いましたが 多額の修繕費を繰り返し要求されてうんざりし わずか半年で売却されています。 という訳で 「スクラップ&ビルドハラスメント」は 「地元大家」に対してよりも 「エイリアン大家」に対しての方が より厳しいように思うのです。 「エイリアン大家」は 地元の不動産業者からは 「異物」や「非自己」であると認識されて 免疫反応の「抗原」であると見なされて 拒絶・排除の対象になるのだと思います。 しかし「地元大家」であっても 近年は不動産業者が 大家の財布を把握していないので すると修繕費用がオーバーした時に 以下のようになるのは 先日もご紹介した通りです。 「売却します!」 http://scene-ex.jp/L2485/b0/7t1201 しかし不動産賃貸業に関わる不動産屋は 基本的には地元の不動産屋ですので 一般的には「エイリアン大家」に対しての方が 「スクラップ&ビルド」の風当たりが 強くなるのだと思います。 今回は 「エイリアン大家VSスクラップ&ビルド」 と題して 私が勉強した範囲での推測を 書かせていただきました。 石原博光さんは 地元の不動産屋さんと上手に 関係を築いておられますが それでもご著書では 「とにかく工事を提案して来る管理会社とは 手を切るように。」 と書かれておられますので この問題は 中古・築古物件派にとっての 「究極の問題」だと思います。 今回の内容が参考になりましたら 以下を応援いただければ幸いです。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/8t1201