堪え難きを堪え、忍び難きを忍び1 | 【ゆめたか大家】ゆめたか大家の本文ブログ

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住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

堪え難きを堪え、忍び難きを忍び1


☆20120日発行

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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。



私が始めて購入した物件の


買い付け・融資・契約・物件引き渡し・初期管理


をまとめた


「不動産取得編」はこちらです。


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本文

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今回は、が経験した


築古物件に対する


「スクラップ&ビルドハラスメント」について


書いてみたいと思います。



私がある築古戸建を購入した時の事です。


その物件は昭和56年より前に建てられた


いわゆる「旧耐震物件」ですので


当然「スクラップ&ビルド」の対象でした。



その物件売買の仲介業者は


地元の不動産屋でした。



この不動産屋は、物件売買の仲介だけでなく


リフォームや賃貸も手掛けていました。



私はその地域に物件を買うのは初めてでしたので


この不動産屋に


その地域の賃貸のニーズに合わせた


リフォームをヒアリングして


入居者募集も


この不動産にお願いしようと思いました。



この場合は、リフォーム費用に


ある程度の「上乗せ」がなされますが


「相見積もり」、「分離発注」、「施主支給」


等によってコスト削減を図るよりも


この不動産屋との関係を深め


入居者募集を頑張ってもらうために


このようにしようと思ったのでした。



その戸建ては3DKだったのですが


1階に和室(畳の部屋)があり


2階も1室は和室でした。



ゆめたか大家


「私はこの地域に物件を買うのは初めてなのですが


 賃貸ニーズという観点からして


 このまま畳のお部屋でも大丈夫でしょうか?


 それともフローリングにした方が良いでしょうか?」



不動産屋


「フローリングにしても家賃は変わらないね。


 でも空室期間は短くなるかな。」



ゆめたか大家


「それならフローリングにしたいのですが


 1部屋につき費用はどれくらいかかりますか?」



不動産屋


「フローリングは1部屋40~50万円かかるよ。


 費用対効果を考えたら、おすすめしないね。」



私はこれを聞いて、ぶっ飛んでしまいました。



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では


畳からフローリングへの変更


6畳の部屋で12万


と書かれているのです。



それなのに


フローリングに1部屋40~50万円というのは


「ふっかけ」どころの話ではありません。



私は考えに考え、悩みに悩み抜きました。



「この地域は、和室ではニーズが低く


 フローリングにしないと人気が出ないけれど


 すると入居者が決まってしまい


 スクラップ&ビルドに持ち込めなくなってしまうので


 ふっかけて来たのだろう。」



私はこのように考え


この地域では


畳の部屋のニーズは低い事を察知し


フローリングにする事にしたのでした。



しかしフローリングにするには


多額な費用がかかってしまいます。



そこで私は


以前お願いしたリフォーム屋さんに


聞いてみました。



「あ~、フローリング?


 畳の処分もあるから1部屋8万円かな。」



これならOKです



このため私は


以前お世話になったこのリフォーム屋さんに


フローリングを含めたリフォームを


お願いしたのでした。



そしてリフォームが終わった後


地元の不動産屋に入居者募集を


お願いしに行ったのですが


当然、不動産屋はいい顔をしません。



ゆめたか大家


「古い物件ですので


 ペット可で入居者募集を考えているのですが


 この地域でのペット可物件のニーズは


 いかがでしょうか?」



不動産屋


「ペット可にしてもね~


 内見が2、3割増えるくらいかな。


 ペットは部屋を荒らすし、いい事ないね。」



ゆめたか大家


「ペットによって部屋が傷んだ場合は


 入居者負担で原状回復をお願いすると


 思うのですが。」



不動産屋


「入居時の契約書にも、そう書いておくんだけど


 払わない人が多いね。」



こんな感じで、話が延々と続くのでした。



ゆめたか大家


「わかりました。


 ではペット不可という条件で


 募集をお願いしようと思います。」



不動産屋


「そんな事をしたら


 内見が10分の1になるよ!」



これで、この不動産屋は


支離滅裂である事が証明されました。



最初は


「ペット可にすれば内見が2、3割増える。」


と言っていたのに


「ペット不可にしたら内見が10分の1になる。」


というのは、数学的に成り立たないからです。



私は考えに考え、悩みに悩み抜きました。



「ペット可にしたら入居者が決まってしまい


 スクラップ&ビルドに持ち込めなくなってしまうので


 最初はペット可にしても内見が2、3割増えるくらい


 と言っていたけれど


 本当はペット可のニーズが高いので


 後から慌てて


 ペット不可にしたら内見が10分の1になる


 と言ったのだろう。」



私はこのように考え


この地域では


ペット可のニーズは高い事を察知したのでした。



そしてペット可で募集を開始したら


1週間もしないで入居者が決まったのでした。



このようにして私は


堪え難きを堪え、忍び難きを忍び


敵を愛し、敵を許し、敵から学ぶことにより


その地域のニーズを汲み取って


リフォームおよび募集条件設定を行い


入居決定まで持って行ったのでした。



ここで私の経験より


皆様に教訓をお伝えしようと思います。



「築古物件派の大家は


 不動産屋が支離滅裂であっても


 物事を理論的に考えて


 その正当性を主張しようと


 考えてはならない。」



今回は


「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び1」


として、私が経験した


「スクラップ&ビルハラスメント」


について書きました。



次回ももう1つ


私の経験を書いて


皆様にお伝えしようと思います。