北陸の梅雨明けは 明けた? | 三四郎の鞄

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金沢在住。
身のまわりにあったことをつうじて、金沢の今を紹介していきます。


  

今日は近畿と中国で梅雨明け宣言が。
残された北陸はいつ?
暑かったが外に出てみると、セミが鳴いており、空もすっきりはれ上がっていて、梅雨明けしたような感じ。
 

 
前の公園の南の空。

 
公園の北の空。

個人的には、どうも今日が梅雨明け。
 
公園内にある公民館の掲示板には、夏の行事がー
ラジオ体操と盆踊りの案内があった。
 
きのう盆踊りの句を考えていたが、俳句大歳時記にあった好きな句。
 
  盆唄や今生も一と踊りなり  石塚友二
 
  てのひらをかへせばすすむ踊かな  阿波野青畝
 
  あと戻り多き踊にして進む  中原道夫
 
どの句を見てもとてもかなわない、素晴らしい句である。
季語によって、とてもかなわないと思うものがあるが、「踊」はまさしくこれ。
(反対に、季語によってはまだやれそうなものもあるが)
自分がこんな句を作りたいと思っているものが、すでにでき上っているという感じである。
 
石塚の句からは、邯鄲の夢、一炊の夢がすぐに浮かんでくる。
 
また芥川龍之介の『舞踏会』の花火のシーンを思い出す。
「私は花火の事を考へてゐたのです。我々のヴイのやうな花火の事を。」
 
「今生も一と踊りなり」なのだ。
 
 
  山越の阿弥陀ののつと踊唄   展乎
 

 
8月31には、ここで「べついんフェスティバル」があり、例によって女子プロレスがあるという。