死神と踊った男・『ラジアントヒストリア(3DSリメイク版)』 | せいぜいひまつぶしの小話

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5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

細やかな配慮が行き届いた納得のリメイク:☆5

2010年頃に、旧DSで発売された同名タイトルのリメイク版です。

旧版で「うるさい」と言われていた足音は、コンフィグで調整出来るようになってます。
キャラに声が入っていますが、それもコンフィグから消せます。

ステータス画面や会話場面での顔グラフィックも、ダウンロードでの追加購入が必要と
なりますが、これもコンフィグからいつでも好きなものに変更出来ます。
たださすがにイベント時に挿入される1枚絵のイラストまでは対処し切れていませんが、
そもそも1度見たイベントはボタン連打で簡単にすっ飛ばせる仕様になっているので、
さほどストレスを感じることは無いと思います。

リメイク版の最大の追加要素である『亜伝』シナリオについてですが、
旧作では描かれることの無かった“世界の砂漠化”を根本的に解決するための方策を探る
内容であり、あくまで旧作でやれなかったことの“補完”に止まっています。
確認出来た限りでは、急にド金髪になったり、「真の仲間」とか言われて周りから
不自然に持ち上げられるようなことも無く、特に目立つようなシナリオの改変と破綻は
見られませんでした。

基本的にほとんどの改変要素に対しては、プレイヤー側に選択の余地があります。
改変によって非難される可能性のある部分に最大限注意を払い、
旧版をプレイした人にも納得してもらえるよう、細やかな配慮がよく行き届いています。

唯一難点を挙げるとすれば、敵シンボルを吹き飛ばす『スマッシュ』でしょうか。
旧版では動きを止めるのに何発か当てる必要がありましたが、止めた後にぶつかるだけで
簡単に先制が取れました。しかし今度は1発で止められるようになった代わりに、
後ろからぶつからないと先制が取れないようになっています。
しかも前後の見分けがつきにくい敵シンボルだけでなく、前後の判定自体が分かり辛く、
後ろからぶつかったつもりなのに先制が取れていない、なんてことが何度かありました。

これを“改悪”と言うつもりはありません。バランス調整の一環と思えば、
充分納得のいく範囲内です(慣れてしまえば一方的で単調な戦闘になりがちだったので)。
どうしても納得出来ない人は旧版を買った方が良いでしょう。どちらも3DSで遊べます。

セーブデータが引き継げる体験版も無料配信されています。
購入を決める前にまずはソチラを遊んでみると良いでしょう。

 

まぁオンラインサービス4月に終わっちゃったんですけどね!!

 

書き直すのも手間だったし、むしろ消されてよかったのかもしれないなと、
なんかこのテーマで書いてくうちに少し前向きに考えられるようになった気がします。

ド金髪とか真の仲間とか何のこっちゃと思うかもしれませんが中の人の問題でして、
ゼアルとゼスティリアでゴリ押しの被害に遭った人なんですよね。

(上記の件に関して彼女は“あくまで被害者である”ということは重ねて強調しておきます)

↓引用元

 

だもんでなんか突然何の脈絡も無く主人公の目が見えなくなって、
ヒロインの誰かを途中退場させる形でねじ込まれるんじゃないかと
発売前は不安でしたが
全然そんなことなかったです。

このタイトルはリメイクなので、初見さん以外だと一番知りたいのはこの辺だろうなと思い、
ゲームシステムにはあえて触れず、改変部分に重点を置いて書いてました。

「そうぞうりょくが たりない」なんぞと小ばかにされるような
強制イベントねじ込まれちゃたまったもんじゃありませんからね。

 

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病院で頭の精密検査でも受けてみることを“マジで”おすすめします。