(再録)そうだ!この手でいこう『バイキングの大迷惑』(加筆修正) | せいぜいひまつぶしの小話

せいぜいひまつぶしの小話

5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

『ウォークラフト』『ディアブロ』シリーズでお馴染みブリザード社から、
20日に現行の全ハードにてアーケードコレクションが配信されました。

(switch、PS4、XBOX ONE、PC)

 

 

その中の一本は自分もそれなりに知ってる作品でして、
「ゲームセンターCXでやってくれねーかな」と常々思っておりました。
番組サイトで何度もリクエストしてきましたが、こうして配信されたということは
権利問題がある程度クリアされたのかもしれません。あるいは自分の知ってるのとは
微妙に別モノって可能性も考えられますが、とにかく番組で取り上げられる前に
今のうちにツバつけとこうと思います。

過去記事(5年前!)の再録となりますが今回ご紹介致しますはコチラ↓

アクションパズルゲームの隠れた名作『バイキングの大迷惑』です。
日本ではスーファミで家庭版として発売されましたが、元々はアーケードだったんですね。
 

どんなゲームなのか知りたければ
↓コチラの動画を見て頂ければ一発で分かりますが↓

それだとさすがに立場が無いので、どうか話をさせて下さい。

プレイヤーが操作するのはこの3人、
『燕のエリック』

ジャンプと体当たりで特定の壁を壊すことが出来ます。
 

『猛烈バリオグ』

剣と弓矢で攻撃、弓矢は離れた場所のスイッチを押せます。
 

『頑丈オラフ(雪だるまではない)』
盾で防御、上に向ければ足場になったりパラシュートみたいにゆっくり下降出来ます。
 

ある日突然、何の脈絡も伏線も無く宇宙人にさらわれた
3人のバイキングが故郷への帰還目指して悪戦苦闘…というのが本作の筋書きです。
(宇宙動物園の見世物にするつもりだった、という設定があったみたいです)

なんでバイキングと宇宙人なの?とか、その宇宙人何が目的なの?
とか色々ツッコミどころだらけですが、洋ゲーの設定がぶっ飛んでるのは
珍しくないので
あまり気にしなくて大丈夫です。

それぞれ特技の異なる3人を切り替えながら仕掛けを解き、
3人全員ゴールまで持っていけばステージクリアとなります。
それぞれ自分の得意分野以外のことは共通の基本操作を除けば絶対に出来ません。
出来てせいぜいエリックの体当たり攻撃ですが、ピヨるので普段使いには向きません。
1人でも死んだらステージの最初からやり直しとなります(リトライのタイミングは任意)。
3人は運命共同体の一蓮托生、誰も代わりは務まらないのです。

特に後半になると即死トラップがこれでもかと目白押し、
上の動画主の方は簡単そうに一発クリアしてますが、
実際やると1面クリアするのに何十回もやり直すのは珍しくありません(実体験)。

そうすると、だいたい10回目を越えたあたりでしょうか。
まるでプレイヤー側の苦戦を見透かしたかのようにバイキングどもが
皮肉めいたグチをこぼしてくるのが、なんとも笑えてきます。
しまいには北欧神話の神さまにまで説教される始末なんですが、
そんな状況でも不思議とイラつくどころか「うるせーよ」なんて軽口叩きながら
笑い飛ばせるのは、失敗の原因がプレイヤー側にある、ということが
ハッキリと分かる絶妙なゲームバランスによるものでしょう。
このゲームに『運』の要素は一切ありません。

セットでついてくる他のゲームのことは知りませんが、
とりあえず『バイキングの大迷惑』は知っているので、是非ともオススメしたい1本です。

最後に、このゲームをプレイするにあたり、ちょいとしたヒントをば。

・靴の正体は『重力靴』

・上り下り出来るハシゴは
 ハシゴの形をしているとは限らない


・オラフの盾は金属製

・パスワードに「MOMY」と入力すると、
 ゲームプレー中にA・B・X・Yボタンを同時押しで
 次のステージにワープ出来る(裏技です)。


そして実はこのゲーム、海の向こうでは続編が出てました(日本未発売)。

 

↓日本での発売はSFCのみ

↓バイキングつながりで

 

↓実写版、みんな意外と似てる