どんな言葉を以てしても
どんな気持ちをぶつけようとも

全ては 素通り

透き通る体は全てがすり抜ける
空の心は全てを受け付けない

透明

掴めない



気付けば、わたしの手も。


あるのに、見えない。
あるのに、届かない。





有の生み出す虚無。


いっそ無ければ。
愛して欲しくはあるけれど、私の愛を求める人はいらないのだと。

だから、拒絶するのです。

私に「愛して欲しい」等とすり寄らないで下さい。
気持ち悪い。

私はお前なんて愛していないのだから。


見返りの無い愛が欲しい。
誰かを愛さなければ得られない愛はいらない。

少なくとも、今は。


気持ち悪い
気持ち悪い
気持ち悪い


お前なんか、私はハナから見ていない。



だから、無償の愛をくれないなら、消えて?
私の前に現れないで。
誰でも良いからちやほやと愛して欲しいのです。
確かな愛を持たない者が、その場限りでも寂しさを忘れる為に、誰かを求めて何が悪いのでしょう。

寂しさは、人を殺します。
心ある限り、人は寂しいと死んでしまいます。
いっそ感情なんぞなければ苦しまずに済むのでしょうが、残念な事に私はまだそれを捨てる術を見出だせていないのです。


寂しい。


だから今日も、誰でも良いから、私の事を見てくれる方を探すのです。





自分はその方の事を見ようとしないくせに。





顔の無い、愛
見えない見ない