劇団四季
【公演日】
2023年7月14日（金）
【開演時間】
13時30分開演
【劇場】
ＫＡＡＴ 神奈川芸術劇場〈ホール〉
（神奈川県横浜市）
最寄駅：JR関内駅 徒歩約15分
【上演時間】
1幕 85分
休憩 20分
2幕 75分
※開演 定刻
※終演 16時33分
【チケット】
2階 中央
11,000円
【観劇回数】
作品 50回目
劇場 17回目
劇団四季 949回目
【評価】
SS
【スタオベ】
【いちばん良かったキャスト】
町真理子さん
ポリー・ベーカー
【物販】
プログラム 2,000円
【メモ】
劇団四季70周年
当日予約
空調快適
涙腺崩壊
特別カーテンコール
・大好きな作品だけど、劇場がちょっと遠くてなかなか来れず、全国ツアーまでお預けかのところ、タイミングが合って当日予約で約7年6ヶ月ぶりのちょうど50回目の観劇たまにしか上演されない作品だけど、他のメジャーなロングラン作品と比べても、50回は結構来ている方に入る。前回は野田彩恵子さん目当てで、よく観に行ったなぁ。野田彩恵子さん、お元気だろうか
・神奈川芸術劇場、初の2階席。1階最前列か3階最後列でしかみたことなくて（両極端
）、2階はS席設定の価格で高く感じるかもしれないと思ったら、不安を払拭させる観やすさ
3階席の圧迫感もなく、2階席の空間が確保されている（＝その分3階席は高い位置に）。2階で観てしまったら、手摺りが邪魔な3階席はもうチケット取れないなぁ。冷房の吹出口もほぼ真上で近くて涼しい風が直撃で、途中で止まることもなく超快適だった
・町真理子さん、凄い
まさかの完成度
これまで観た気の強さが前面に出ていたポリーcと違う役作りで、田舎の御嬢さん的な雰囲気が上手く出ている演技もキャラクターを出しつつ細かくて上手いなんというか、声も身体（スタイル）のバランスも動き全体もカワユスな雰囲気を出していて、ボビーがポリーcを初めて観たときの演出の説得力が凄い
帰宅後にプログラム見たら、稽古写真からここまでの仕上がりは伝わってこなかったので、横浜公演開幕してからパフォーマンスが上がったと思われる。もっと観に来とけばよかったと思ったくらいに良かった
・萩原隆匡さん、約7年7ヶ月前にパルテノン多摩で観たときは、まだ役デビューしたてで余裕があまりないパフォーマンスだったけど、今回はナチュラルな萩原さんのコメディセンスが乗っている
台詞ごとに声量変えているのも単調にならずに良いし、笑わせるタイミングの間というか、タメが上手い脚本わかっているお客でも、ナチュラルに笑わせるそのセンスというか話術というかが凄い音量バランスも細かく調整していて、生声感が抜群に良かった観劇した中でいちばん笑った作品というか、笑いが止まらなくて苦しんだ『ブラックコメディ』再演しないかなぁ。
・濱絢音さん、こちらも凄い声がパッツィcにピッタリ声が良くて表情も良いので、楽しいキャラクターが良く出ている特別カーテンコールでも表情で役のキャラクターを出していた
キャラクターを出していたけど、最後のお辞儀の頭の位置をいちばん低くして、特別カーテンコールの趣旨も伝えていた
・青木朗さん、『オペラ座の怪人』に長く出演されている方なので歌メインの方だと思ってたら、演技台詞が細かくて丁寧で上手いキャラクターの強さも抜群で、終盤ボビーのママとの出会いリプライズ場面では、持ち前の歌を引き出して、演技力と歌唱力の両面でキラリと輝いていた
・宮田愛さん、落ち着いた役作りで年上の役を好演この作品では、前回ポリーcを演じていたが、完璧な演じ分けでその面影を出していなかった台詞の間が上手く、いわゆる歌もダンスも演技も3つ揃っているのがよくわかった
上達しないデッドロックの男たちへの苦笑い感が超上手かった
・カーテンコールで、荒川務さんから劇団四季70周年の挨拶。ほとんどの劇団員やスタッフの年齢を超えている歴史ある劇団。創設者（浅利慶太さん）から次への代替りが結果的に上手くいった（コロナの危機も乗り切った）ので、このまま大きな経営判断ミスがなければ100周年は手堅いと思われる。100周年の記念日に観劇できるだろうかその時に推しの俳優さんは、（1人でも）現役で残ってくれているだろうか
