ドンキャンキャンの行く本郷聖母宮 | 筑前由紀のプチトリップ

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お寺や神社に行ったりしています。

 

 

本郷聖母宮

福岡県みやま市瀬高町本郷710

 

 

 

芳司・本郷のドンキャンキャン


毎年文化の日11月3日(以前は11月19日)、芳司広田」八幡宮と本郷聖母宮間の送迎の御神幸の神事が行われる。この神事は聖母宮は、かって広田庄へ八幡神を宇佐より勧請するとき、仮行在所として鎮座された故地と言うことから、先ず本郷の氏子衆が文広の八幡宮へ御神輿を迎えに行き、御神輿を本郷の聖母宮へ、拝殿で神事の後、文広の氏子衆により御神輿は広田八幡宮へ帰還の行幸の式が行われる。祭神は応神天皇で本郷聖母宮は応神天皇の母神功皇后で芳司の宮から本郷の母方の宮に御神興奉仕する行事である。

 

 

前方の行列は江戸時代の大名行列を模したものであり、神興の後方の行列は、すぐ後ろに「楽打」が付き、さらに「田楽太鼓」(胴長大太鼓)・鉦3面が、みゆき衆(横笛・楽太鼓)及び高張提灯を挟んで前後に2組編成される。そして獅子頭(しゃぐま)を載いた少年達が鉦や囃子声に合わせて舞いながら太鼓を打ち鳴らす。この太鼓・鉦などの音から、祭りの名称「ドンキャンキャン」と名ずけられ本郷、文広の芳司部落を中心に盛大に行われる。中世の神事と近世の大名行列を組み合わせた独特の様式のものと言われ昭和54年に福岡県無形民族文化財に指定された。

 

引用元:みやま市のお宮とお堂【下庄校区編】 (shofuku.nobushi.jp)