【失われた釣針】海幸山幸 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

イラスト『ラノベ古事記

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海の漁が得意な海幸彦と山の猟が得意な山幸彦は兄弟である。
ある時お互いの道具を交換し、山幸彦が海で漁をし、海幸彦が山で猟をしましたが、上手くいかなかった。
それでお互いの道具を返すことにしたが、弟は兄の釣り針をなくしてしまった。
弟がいくら謝っても兄は許してくれませんでしたので、弟は海へと赴く。

そこで、綿津見神の娘である豊玉姫と結婚し、神殿で楽しく暮らした。
3年程経ち山幸彦は海に来た理由を思い出した。
綿津見神の協力で失くした釣針を見付け、更に、潮の満ち欠けを操ることができる玉を貰った。
地上に戻った山幸彦は玉を使って海幸彦をこらしめ、忠誠を誓わせた。

 

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海幸彦さ、そんなに悪いことした?

どっちかというと山幸彦が悪くない?

 

海幸彦・山幸彦の父親であるニニギもそうだけど、天皇の祖先であるはずの山幸彦があんまり良い人に描かれてないわよね。

…でも、世界の神話を見ても、最高神でさえ全然人格者じゃないからねぇ。

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ちなみにこの、なくした釣り針を探す神話も東南アジアにあるわ。

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さすが日本の南の方に伝わる神話。

鹿児島・宮崎は東南アジアと関りが深かったんだね。