ワカメ刈り取る和布刈神社 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
着物を着たり着なかったり
たまにバイクに乗ったり
季節の草花を見に行ったり
お寺や神社に行ったりしています。

↑授与所で頂いた御朱印とワカメ。

 

下関から門司へ。

関門海峡って歩けるのね!

 

関門トンネルは1キロもなくて、ほんの10分程度で渡り切ることが出来る。

 

出たら目の前が和布刈神社の鳥居だったので驚いた。

 

 

和布刈神(めかりじんじゃ)

福岡県北九州市門司区門司3492

 

陸地はそう広くない神社。

だけど、なんと言っても目の前が関門海峡なので、そのパワーがすごいある。

 

恵美須社。

 

早鞆稲荷。

関門海峡の最も狭い場所を「早鞆(はやとも)の瀬戸」という。

 

ちなみに、和布刈神社の別名は「早鞆明神」「隼人社」。

 

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​え、「隼人」って九州南部の隼人?

 

う~ん。ただ音が似ていたからってだけの当て字じゃないかしら。

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鞆の浦(とものうら)

広島県福山市鞆地区の沼隈半島南端にある港湾およびその周辺海域

 

瀬戸内海の海流は満潮時に豊後水道や紀伊水道から瀬戸内海に流れ込み瀬戸内海のほぼ中央に位置する鞆の浦沖でぶつかり、逆に干潮時には鞆の浦沖を境にして東西に分かれて流れ出してゆく。つまり鞆の浦を境にして潮の流れが逆転する。

「地乗り」と呼ばれる陸地を目印とした沿岸航海が主流の時代に、沼隈半島沖の瀬戸内海を横断するには鞆の浦で潮流が変わるのを待たなければならなかった。このような地理的条件から大伴旅人などによる万葉集に詠まれるように、古代より「潮待ちの港」として知られていた。

 「鞆」は↑と関係あるだろう。


関門海峡は、潮流が速く、潮の干満により1日4回潮流の向きが変わるような場所。

だから「早」と付いているのであって「隼人」ではないと考えられる。

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和布刈神社は海洋散骨をやっている。おおお。

死んだら骨を海に流して欲しいって時はここに来ようかね。

 

 

天照大神の荒魂「撞賢木厳之御魂天疎向津媛命(つきさかきいつのみたまあまさかるむかつひめ)」。

別称「瀬織津姫(せおりつひめ)」という月の女神であり、穢れを祓う禊の神さま、潮の満ち引きを司る「導きの神さま」とも言われている。

 

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​あれっ、瀬織津姫って大祓詞に出てくる神様よね?

瀬織津姫は穢れを川から海へ流す神様だから、和布刈神社の祭神としてぴったりだとは思うけど、天照大神の荒魂なの?

 

伊勢神宮について記載された本等に、伊勢神宮内宮別宮荒祭宮の祭神の別名が「瀬織津姫」であると記述されているそうなの。

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謡曲「和布刈」について。

 

社殿横には大きな岩。

 

社殿の前には、海に降りる階段。

神事の際にはここから降りて、ワカメを刈るらしい。

 

右の黒い建物で御朱印を貰える。


社伝によると仲哀天皇九年(約一八〇〇年前)、神功皇后が神の教えのままに、現在の朝鮮半島である三韓の征伐に向かわれ勝利した際に、報賽の思石をもって創建されたと言われている。

 

門司港駅前の、和布刈神事の像。

 

和布刈神事

創建より続く「和布刈神事」は、神職が

和布(わかめ)・荒布(あらめ)を刈りとる祭

事である。

 

神功皇后が「満珠一干珠」を授かった様子を和布・荒布で見立て、神社創建時の様子を今に伝えている祭事であり、毎年旧暦の元日に執り行われる。