追い出されたタカミムスビ 高樹神社 | 筑前由紀のプチトリップ

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2024年現在、主に福岡県内をカメラ片手にうろうろ。
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お寺や神社に行ったりしています。



高樹神社

福岡県久留米市御井町121-1

 

 

高良大社の側に、ひっそりとある高樹神社。

ご祭神はもちろん、高木神こと高皇産霊神(タカミムスビの神)。

古くは「高牟礼権現(たかむれごんげん)」と呼ばれたという。

 

 

タカミムスビは元々高良山の地主神で、現在は高良大社のある高良山の山上に鎮座していたの。

だけどある時、高良の神に一夜の宿を貸したら結界を築かれて元に戻れなくなったから、ここに移ったといわれているわ。

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​英彦山も、元々タカミムスビがいたんだよね?

 

 

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​英彦山はタカミムスビの意思で譲ってそうだけど、高良山の場合は騙されて乗っ取られた感が強い。

こういう伝承、高良大社側に消されそうなものだけど、よく消されずに残ってるなあ。

 

 
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​タカミムスビを追い出した高良の神って何者?

 

江戸時代には高良玉垂命=武内宿禰とされていたのだけれど、諸説あるみたい。

高良大社も、ご祭神のページに武内宿禰像を張り付けておきながらも、高良玉垂命が武内宿禰だと断言はしていないの。

ご由緒のページには、神功皇后が祈った際に住吉の神と共に初めて出現した神とあるわ。

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​そしてすぐ、高良山に鎮座した?

 

ご由緒のページによると、仁徳55年に、高良の神(玉垂命)、高良山に御鎮座とあるわ。

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​仁徳天皇の時代に一体何があったのか、気になるところだ。

 

 

高樹神社の石造狛犬は、神殿前庭の狛犬としては筑後地方最古で享保9年(1724年)に奉納されたもの。
 

猫がいた。