5月の半ば、京都の探訪番組の取材で、ハート形の猪目窓で有名な
宇治田原の正寿院と
花園の法金剛院を訪ねた翌日、
朝から一乗寺の詩仙堂を取材したあと、京阪電車の出町柳駅で10時に、初めて仕事を一緒にする男性ディレクターと助手の男性スタッフと待ち合わせた。
夢を追いかける人の情熱に密着する番組で、鴨川の川漁師を取材することになったからだ。
リモート会議で毎週見ているのでディレクターの顔は知っていたが、会うのは初めて。
互いに少し緊張しながら、西賀茂にある漁協の事務所までレンタカーで向かった。
すぐに打ち解けることができたのは、僕が「2年ほど前から、寝る前にYouTubeでパチンコ動画を視ることにハマっている」と話したから。
僕は、リモート会議の画面では、とても真面目そうに見えるらしく、ディレクターは「ええ~!?意外です!!」と驚いていた。
実は、ディレクターはパチスロが大好きな、いわゆる「スロッター」。
助手の男性はパチンコが大好きな、いわゆる「パチンカー」で、しかも2人で、スロパチステーションの「よしき」や「いそまる」の収録現場に差し入れを持って行ったこともあるというから、それを聞いて今度は僕のほうが驚いた。
僕はパチンコを打たなくなって20年くらいになる。
演出がどんどん派手になって、途中でチャンスアップがなければ「ええ~!?これでハズレるんかい!」というパチンコ台が増えたことに疲れたからだ。
当然、パチンコ・パチスロ動画に出演している「演者」と呼ばれる人たちに、わざわざ会いに行こうなんて気持ちにはならない。
それに比べて、ディレクターや助手の男性は、仕事の関係ではなく、プライベートで来店日時を調べて、わざわざ会いに行ったというのだから、それってもう「筋金入り」ではないか。
僕の中で、2人に対する好感度が急上昇した。
パチンコはともかく、パチスロに関して僕は「ちんぷんかんぷん」。
それでも「VVV(ヴァルヴレイヴ)」や「からくりサーカス」といった荒い台だけでなく、「ジャグラー」や「ハナハナ」といったAタイプの落ち着いた台の実戦動画も楽しく視てしまえるのは、やはり、それを打つ人の「この台でいっぱい出してやる」という愚直な情熱に共感してしまうからだろう。
たとえばパチンコなら、すろぱちすてーしょん(スロパチステーションのひらがな組)の「れんじろう」が、号泣しながらバカボンで5万発を出した「ど根性弾球録」の第63話。
パチスロならスクープTVの「寺井一択」と「もっくん」が2人で1万1千枚以上を出した「マジノリ」の第23話。
あるいは、パチスロライターの「橘リノ」が得意機種「VVV」で一撃コンプリートを達成した「リノスロ!」の第51話など、「たかがパチンコ・パチスロにここまで懸命になれる」演者のひたむきな姿に感動して涙したことも一度や二度ではない。
まぁ、感動できる神回と出会えるのは年に数回なのだけれど、麻雀の動画と同様、パチンコ・パチスロ動画も何も考えず気楽に視れるのがいい。
ストレス発散にはもってこいなのだ。
すろぱちすてーしょんの「型破り弾球録」や「ど根性弾球録」、「成り上がり回胴録」や「成り上がり人生録」、きむちゃんねるの「問題児木村~教えて!ガリぞう先生」や「アイムセンター」、「変動ノリ打ち~非番刑事」や「マムシ~目指すは野音」、「新台の青山」や「新台酒」、「おじいさんと一緒」や「青春自由パチ切符」、ダイナム公式チャンネルの「ファーストクラス」や「母さん、お願い…」、V☆パラパチンコチャンネルの「パチンコキャノンボール」や「パチスロキャノンボール」、コンコルドチャンネルの「ミリオン★タッグ」や「だってあなたのお金だもの」、ジャンバリTVの「ツギハギファミリア」や「試写会へようこそ」などなど、毎日、どこかの番組がいろいろなタイプの新作をアップしてくれるので、見飽きることもない。
中でも個人的にハマってしまったのが、去年の8月から配信が始まった777.パチガブチャンネルの「スリーセブンリーグ」だ。
ドラフト会議でチームメンバーを指名。
4つの法人チームが全28回の実戦を行って、総出玉数を競い、優勝チームのメンバーは各自が賞金77万7777円を獲得できるというガチの大会で、バラエティ系のパチンコ動画にはないヒリヒリ感が視ていてとても面白く、毎週月水金、午後8時の動画更新の時間が待ちどうしくてたまらなくなった。
さまざまな大人の事情もあってだろう、「木村魚拓」や「沖ヒカル」、「青山りょう」や「神谷玲子」、「ナツ美」や「森本レオ子(彼女はドラフト会議のMCを担当)」、「いそまる」や「よしき」、「じゃんじゃん」や「れんじろう」などの名前はなかったが、それでも優勝した「D’ステーションヒーローズ」にはリーダーの「シーサ。」のほか、「寺井一択」、「ヒラヤマン」、「梅屋シン」という有名演者が名を連ね、2位の「ガーデンユナイテッド」にもリーダーの「ジロウ」や「河原みのり」、3位の「マルハンフォースエナジー」にもリーダーの「水樹あや」や「橘リノ」、4位の「キコーナサンクス」にもリーダーの「ウシオ」や「五十嵐マリア」といったバラエティ系の動画でもよく目にする名前があった。
実戦動画は前篇、中篇、後篇に分けて配信されたので、全部で84本。
これにドラフト会議や各チームの決起集会、中間報告会や表彰式なども加わったので、8か月間で90本以上の動画が配信されたが、気がつくと僕はそのすべてを配信開始当日に視聴するほどの熱心な「スリーセブンリーグ」ファンになっていた。
だから、今年3月に1stシーズンが終わってからしばらくは「スリーセブンリーグ」ロス状態が続き、5月に2ndシーズンのドラフト会議が配信されたときは狂喜乱舞。
同じ動画を続けて3回、視直してしまった。
今回から法人チームの数が「4」から「6」に増え、新たに「日直島田」がリーダーを務める「123エンターテイナーズ」と、「諸積ゲンズブール」がリーダーを務める「アルマダイナム」が参戦。
新人枠という新ルールも採用されて、ドラフト会議は大いに盛り上がった。
そしていよいよ、明日、7月1日から、待ちに待った2ndシーズンの実戦動画の配信がスタートする。
1stシーズンで最も感動したのが、そこまで不振にあえいでいた「兎味ペロリナ」が「からくりサーカス」で「運命の一劇」を通した「マルハンフォースエナジー」のチーム戦の回だったが、今シーズンもそれに匹敵する神回が誕生するのかどうか、今から楽しみ。
月曜日から6日連続で6チームの決起集会の様子が配信されたのだが、最後を飾った「アルマダイナム」の動画が、もう「神回」と言ってもいいほどの面白さだった。
1stシーズンでも感じた制作スタッフの「動画の編集の上手さ」は健在。
実戦動画のほうも大いに期待できそうだ。
これからおよそ9か月間、「スリーセブンリーグ」の配信に、仕事の疲れを癒してもらえるに違いない。
【本日の夢の風予想】
昨日の勝負レース、函館11Rは◎アルーリングビューが、内枠も災いして直線、めったに見ることがない大きな大きな馬群の壁ができてしまい、完全に行き場を失って脚を余したまま14着に惨敗。
悔しさを晴らそうと、今日も張り切って予想をしてみたが、馬券を買いたいレースはなかった。
予想したレースの指数と印をデータとして載せておくだけにする。
函館8R1勝C・1800m芝
◎レディマリオン(31)○カエルム(29)▲ブルーアイドガール(27)☆トゥルーサクセサー(25)壱△ガジュノリ(22)弐△オトコギアンパン(19)参△ゼットスパンキー(19)四△ラパンラピッド(18)
小倉8R1勝C・1200m芝
◎キャンシーエンゼル(39)○アスティスプマンテ(37)▲アートフォーム(32)☆イツモニコニコ(32)壱△シュークリーム(30)弐△ユメカナウケン(26)参△ラブカムーン(26)四△ヴィエンヌ(25)
函館10R「立待岬特別」2勝C・1200m芝
◎オウバイトウリ(38)○ロゼクラン(35)▲ミスヨコハマ(34)☆メイショウハボタン(30)壱△ランドオブラヴ(29)弐△ポルタフォルトゥナ(28)参△スムースベルベット(26)四△ガビーズシスター(25)
小倉10R「薩摩S」3勝C・1700mダ
◎タガノエスコート(28)○グラストンベリー(25)▲メイショウシナノ(24)☆イチネンエーグミ(22)壱△ゴッドブルービー(22)弐△ダンテバローズ(21)参△レリジールダモーレ(21)四△カシノブレンド(20)
函館11R「巴賞」OP・1800m芝
◎デビットバローズ(33)○リューベック(33)▲エミュー(30)☆ホウオウビスケッツ(30)壱△ラリュエル(30)弐△ショウナンマグマ(28)参△オニャンコポン(27)四△グリューネグリーン(27)
小倉11R「北九州記念」GⅢ・1200m芝
◎ペアポルックス(44)○バースクライ(43)▲ピューロマジック(43)☆エイシンスポッター(42)壱△サーマルウインド(37)弐△ナナオ(37)参△メイショウソラフネ(35)四△グランテスト(32)
小倉12R1勝C・1700mダ
◎カルパ(29)○キャピタルサックス(26)▲ヒロノラメール(25)☆マーブルマウンテン(25)壱△セイウンデセオ(24)弐△カズペトシーン(22)参△ヴァンヴィーヴ(15)四△ララマルシュドロワ(13)
福島12R1勝C・1200m芝
◎カリーシ(35)○テセラリアン(34)▲ステークホルダー(33)☆モンレーヴ(32)壱△ラピカズマ(19)弐△ダルタニアン(17)参△スマートメイプル(16)四△チェルシー(15)