介護認定は家族のためでもある理由 | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

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札幌在住。32年にわたり、難病の母親の介護をしてきたいわゆるヤングケアラー経験者です。また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。本業は障がい福祉サービス事業所で相談支援専門員として福祉支援の仕事をしています。

札幌 ファミケア プリズム翠 吉田綾子です

 

 

介護認定とは

 

介護サービスの必要度を判断するもので、

ご本人やご家族関係機関などから

ご本人の様子を聞き取り、

認定するものです。

 

要支援から要介護まで分かれており、

要介護5が一番介護度が

重いレベルとなります。

母は介護保険を

利用することになった時から

既に要介護3で、

介護度としては重いレベルに値する認定が

下りました。

父も、誤嚥性肺炎で入院して、

退院時に介護認定を受けたこともあり、

要介護1

癌治療の後で、糖尿病や心臓肥大

などもあったので

医療的なケアなどが必要と判断されたと

思います。

 

過去記事にも書いています

 

認知症の人が要介護になるかと

思われがちですが、

案外そうでもなく、

ケア時間によるもので決まる

とも言われるので、認知症でも

自分の事がある程度できていれば

介護度は低いのです。

 

介護保険はある意味、家族のためにも

必要だと思います。

 

介護認定が出ることで、家族の負担が

少しでも軽減されるからです。

これは介護保険のサービスを受ける前提の

話ですが。

 

母も父も認定が下りた後、

ヘルパーの利用をしたのですが、

その利用時間でも、

両親共に説得するのがやや大変でした。

出来れば最低限の時間曜日で短時間で

いいと思っている両親に対し、

それでは私たち家族の負担は変わらないと

いう意見の食い違い・・・

 

でも第三者のプロの方に

ケアの一部をお願いすることは

家族として気持ちが楽でした。

私の場合、精神的な安心感につながりました。

ケアの事を話せる人が身近にいることが

こんなにも安心感につながるのかと、

思ったのです。

 

介護保険の利用はケアラーにとっても

必要不可欠・・・

今後はケアラーヤングケアラーに対しての

支援が進むことも各自治体でも検討されています。

是非その支援法が各地域で実現できるよう、

啓発活動を通して

声を上げて行きたいと思っています。