ケアラー・同じ経験をした仲間 | 札幌 ファミケア プリズム翠 (障がい支援、介護、子育て支援・起業支援)

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札幌在住。32年にわたり、難病の母親の介護をしてきたいわゆるヤングケアラー経験者です。また、保育士や介護福祉士の業務経験から、介護、障がい、子育てに関わるご相談お受けしています。本業は障がい福祉サービス事業所で相談支援専門員として福祉支援の仕事をしています。

札幌 ファミケアプリズム翠 吉田綾子です

 

 

昨年12月にパーキンソン病で亡くなった

母の妹(叔母)の四十九日が終わった後に、

その夫(叔父)が亡くなったと連絡がありました。

 

その記事はこちら

 


先日お花やお香典を送ったら、

従妹からお礼の電話がかかってきて、

頑張ってきたケアの話をしながら

お互いをねぎらいました。

 

従妹は2人姉妹

妹の方が実家で叔父叔母と

住んでいました。

叔母を最期まで自宅でケアをし、

近所に住んでいる姉と交代しながら

看取りまでしたことには頭が下がります。

そんな中、叔父は妻である叔母の看取りと

四十九日を見届けるかのように

その後すぐに持病が悪化し、

緊急入院、その数日後、

後を追うように逝ったと言います。

 

叔父の死は急で家族も驚いたと

言います

 

仲が良かった夫婦だけに、

叔母が逝ったことで

 

急に力が抜けたのかもね

 

なんて話をしていました。

 

この従妹姉妹

私はいつも東北に行くと

従妹たちに遊んでもらい、

色々な所に連れて行ってもらいました。

小学生の頃は姉の方とは

文通までしていて((笑))

本当の妹のように可愛がってもらい、

もちろん叔母と叔父にも

可愛がってもらっただけに

亡くなったと聞いたときは

ちょっとショッキングでした。

母の故郷の親戚は、

何年かに一回しか行けなくても、

いつも温かく迎えてくれ、

母亡き後も

細々と付き合いが継続していることに

暖かい気持ちになります。

そんな従妹たち・・・

 

そう言えばあやこちゃん

テレビに出ていたよね!?

録画して観たよ

 

姉の方がそう言ってくれびっくり!(笑)

 

亡き叔母はパーキンソン病を発症して20年ほど。

従妹たちが結婚した直後に発症しています。

そんなケアラー生活を姉妹で続けてきました。

 

私の話をテレビで観て

 

おばちゃんも綾子ちゃんもおじちゃんも

頑張ったね

丁度私が結婚した頃は

おばちゃんパーキンソン病だったのね

知らなくてごめんね

 

と言われました。

姉の方が結婚したとき、

母は姪っ子の結婚式に行きたいと言い

丁度パーキンソン病の発症後で

メンタルも落ちていた時でした。

でも、お祝いしたい一心で、

私が付き添いみたいにして

一緒に行くことで

何とか無事に帰ってくる事が出来ました。

その時も

 

お母さんが調子悪いなんて言うんじゃないよ!

 

と言われ口止めされていたので、従妹たちも

叔母たちも親戚皆が当然知りませんでした。

 

その後、叔母も発症し、

従妹たちもケアラー生活に入ります。

 

お互いに苦労してきた分、

これからは自分の好きな事して生きたいね

 

そんな話を出来る事、うれしく思いました。

同じ親戚同士で、同じ病気、

長くケア生活が続いたという

似たような環境を経験している仲間が

身近にいたということ、

その話を今ようやくできたこと、

母が仕組んだカラクリをようやく解いた、

そんなイメージです(笑)

あちらの世界で、

きょうだいたちが増えていく事に

母は喜んでいるんだろうな~

そんな気がしました。