■ 大窪寺から切幡寺への道半ばを行く。 | 独り言に近い「お遍路ブログ」を目指してます。

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無理をせず日常生活の一部として融合するよう、継続させていきたいと思ってます。

車道からわき道にそれてしばらく進むと、遍路を惑わす両左右の遍路シールに出くわす。(7:13)

 

遍路地図を見ると「右行き」が正しいと分かるが、左の道が楽しそう(山道)ならばとちょっと覗いてみるが似たり寄ったりの感じと、少し行けばまた車道と合流しそうだったので止めた。

 

右の道も期待に反して普通の道だったが、だらだら上りの道でないのがせめてもの救いだった。(7:20)

 

今どのあたりを歩いてるのか?遍路地図を確認しながらココまで来るがよく分かっていない。遍路道を示す看板があるから道は間違ってないのでこのまま進んでも問題ないが、この先遍路地図に山道を歩くコースが示されてるから出来ればその道を歩きたい。その分かれ道を見逃さないため「現在位置」をつかんでおきたかった。(7:22)

 

少し歩いて何か目印になるモノがあればと進むが、位置を確認できるようなものは何もなく道は続く。

 

ふと見つけた遍路矢印の看板の「遍路のシルエット」が真っ直ぐ行けの矢印に見えそのまま行きそうになったが、よく見るとその下に「右へ曲がれ」の矢印があった。(7:31)

 

今回の遍路に出る前、大窪寺から切幡寺までを書いたブログを探していたらYouTubeに行き当たり、その動画の中にコノ曲がり道があったのを思い出し「ココか!」と心の中でVサインを出した、笑。

 

道は田園風景が広がる里山を抜け、しばらくこのまま続く雰囲気がしたのと右足の小指に違和感を感じたので、休憩を兼ねテープを取り出し早めのマメ防止をしておくことにした。(7:36)

 

今のところ右太ももと左ふくらはぎの痛みは出ていない、このまま無理せず行けば明日の焼山寺往復も問題なくチャレンジができそうだと立ち上がろうとしたら、昨夜の遍路宿(八十窪)でご一緒したお二人がやって来た。お一方は小休止を入れるとの事でワタシたち二人で先に進むことにした。

 

お二人は大学の頃からの知り合いだそうで四回に分けて区切り打ちをして、この日は6番安楽寺の宿坊に泊まり次の日に高野山を目指すとのことだった。この方は熊野古道や各地の街道も行かれたと話されていた。(7:44)

 

ワタシは前々から二人で遍路すると話に夢中になると遅くなるし、早足で歩くと息が上がり話しづらいだろうなと疑問に思っていて、その点を訊いてみると「自分はゆっくりだが休まず歩くし、彼は足は速いが時々休憩を入れる」だから自分のペースで歩いたり、時には相手のペースに合わせて一緒に歩くからつかず離れずの距離感が保てる!の様な趣旨の事を言われていた。

 

あと宿の部屋はいつも相部屋ですか?気を遣いませんか?と訊いてみたら、相方は部屋に入ったらすぐテレビをつけるが自分は自然を感じたいから相手がいな隙をねらって消す!と笑っていた。部屋自体は個室にしてもらったり相部屋になったり「宿側次第」との事だった。(7:52)

 

友人同士ならその関係が正解なように思えたが、さて夫婦の場合はどうなんだろうと考えながら歩いていた。この人は「ゆっくり歩く」と言われていたのにワタシのペースに合わせて頂いているようだった。(話しながら歩いているのでワタシもいつもよりゆっくりなのかもしれないが)、(8:17)

 

途中に休憩所があったから、そこでもう一人の方を待てばよかったが生憎反対側だったので無視して歩いてしまった。ひょっとしてこの方はあそこで相方を待ちたかったのかも知れないと感じ休めそうな所まで来たので「ここで待たれますか?」と声を掛けると、「そうですね」とすぐ返って来たので声を掛けるのが遅かったと反省した。(8:37)