昨夜、食事中に愛知から来られてる二人連れのお遍路さんから10番切幡寺までは一緒出来ますね!と提案があったが、足の不安もありその時は朝の「足」の具合を見てと思っていた。
翌日、ふくらはぎや太ももの痛みは感じなかったがそれでも次の日に12番焼山寺(標高680m)の往復も控えているから、ゆっくり進むかわりに早く出発ようと考え食事を終えて片一方の人にその旨を伝え誰よりも早く出発した。(6:15)
ワタシの「一番出世」を祝ってくれてるかのように旭日がさしてきた、笑。
振り返ると昨夜お世話になった八十窪(やそくぼ)さんも赤く照らされている。
いよいよ八十八ヶ所巡りの最後の締めくくりとなる一日を歩き出す、今回のテーマ「路上観察的な視点で歩く」という事をもう一度思い起こしながら出発!(変化の乏しい道では収穫は期待できないが“ゆっくり歩く”という事にも通じるのでココロして進むことにした)、(6:18)
道がゆっくり下ってるので知らぬ間に足が早まる、爆弾?を抱えてるのでゆっくり行きたいが清々しい気分と共に歩みは早くなる。(6:30)
分かれ道が現れ遍路シールも「左へ行け」となってるが、昨夜お婆さんがひたすら真っ直ぐ車道を下れ!と言っていたのを思い出し、そそられる(旧道を歩けてまた車道に合流するかもしれない)が左に行かず真っ直ぐ進む。(6:34)
しばらく進むとさっき別れた遍路道が接近してきて遠くにある遍路看板を見るとあらぬ方向を指していたから行かずに正解だった!ことが判明する。(6:38)
この辺りには不釣り合いなお洒落(妙な)看板があったので注意深く見て歩く。
どうやら美容室のようだった、看板の上には「五名ふるさとの家」と書いてあった。(何か“人生”を想わせる匂いもあったが情報が少なすぎて分かりそうもないので深入りせず進む)、(6:42)
フリッカから少し歩いた所に土砂災害防止の工事現場にさしかかり、「画的」に何かアルかも知れないと撮っておいたが、このあたりから「路上観察」はほぼ諦めて真面目に歩くことにした。(6:44)
遍路道は右に曲がるようになっているが今まで歩いて来た道の先に自販機が見える。実は昨夜泊まった八十窪さんの建物の側面に自販機が設置されているだろうと考え、前の晩から朝出発する前に買うつもりでいたが自販機はなかった。朝一から山門下のお土産店付近までバックするのは馬鹿らしくてヤメタ経緯があったから、少し遠いが買いに行って戻ってきた。(水のペットボトルは持っていたが糖分補充のためにコーラが欲しかった)、(7:07)
朝から舗装された楽しくない車道を歩いてきたが、やっと脇道にそれ変化が期待できる道行となった。