8-2 現実は心を映す鏡 1 | 夢、成る瞬間

夢、成る瞬間

ダグラス・コマエ物語

 文章を書く作業をひと言で表現するならば、

「ダウンロード」

 ということになる。ハイヤーセルフの言葉をダウンロードしているだけで、自分の言葉ではないという感覚は常にあった。

 ただドラクエで冒険するのにぼくはシヴァソウルを必要としたように、ハイヤーセルフもぼくがいなければ文章を書くことができなかった。

 ぼくとハイヤーセルフをつなぐものは“心”なのだが、心が曇った状態にあるとハイヤーセルフの声は極めて聞き取りにくくなる。

 逆に雑念がなく心がクリアであればあるほど、ダウンロードは速くスムーズだった。

 これは執筆ばかりでなく、人生全般にも言えた。

 雑念が多ければ導きが聞こえなかったり、道に迷ったり、行き先を間違えたりしたが、心がクリアであれば人生はスムーズに流れるように展開した。

      自宅前でたたずむ(うるわしの浜辺地区)


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