8-1 ぼくを導く者の正体 4 | 夢、成る瞬間

夢、成る瞬間

ダグラス・コマエ物語

 ヒカリは放課後にたいたいとジュレットの町で待ち合わせをした。

 たいたいのキャラはラウルと言ったが、ヒカリとたいたいの取り決めを知らないシヴァソウルにしてみれば、いつもタイミングよく目の前にラウルが現れる感じだろう。

 沖縄へ行った時、ぼくはある時間にある路地を歩いていた。

 そこでソロモン人スティーヴとタイミングよく出会ったのだが、もしかすると最初からぼくのハイヤーセルフとスティーヴのハイヤーセルフとの間に約束があったのかもしれない。 

 初めてソロモンへ行った時、到着した翌朝にビリーと出会った。

 ぼくはホテルの前に座っていた。そこへちょうどビリーが通りかかったのだが、これもあらかじめハイヤーセルフ同士の約束があったのかもしれない。

 サガラにモニカを紹介してもらった時、モニカはドルフィンリングをはめていた。モニカはぼくがイルカ好きであると知っていたわけではなく、単なる偶然だった。

 ドルフィンリングをしていくようにモニカのハイヤーセルフは指示した。モニカはそのとおりにした。

 それが目印となって、ぼくはこれが運命の恋であることを確信した。

           キラキラ大風車塔

 

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