東洋のガラパゴス 1 | 夢、成る瞬間

夢、成る瞬間

ダグラス・コマエ物語

 ――おがさわら丸。

 東京と小笠原を結ぶ旅客船である。

 どこかの国の――まるで難民船のような――ラモス号とは違う。おがさわら丸は明るく清潔で、異臭が漂ってくることもない。ちゃんと冷房も効いていて、とても快適だった。

 目指す父島は東京の竹芝桟橋から南へ約千キロ。沖縄やマイアミとほぼ同緯度に並ふ、亜熱帯気候の島々である。

 東洋のガラパゴスとも呼ばれ、多くの固有種が生息している。
 滞在中、自然が豊かに残されている父島を探検する機会があった。あちこちに素敵なビーチがあった。

 大海原を見渡す展望台が数か所、世界に二つしかない沈水カルスト地形、沈船など、なかなか飽きさせてくれなかった。
(またいつか訪れたいな――)

と思えるほどに小笠原は素晴らしい場所だった。

■ 外部リンク「おがさわら丸(YouTube)」(こんな感じ)
■ フォト 「小笠原観光」


          小笠原二見港(2002年)

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