お世話になります。
小売業の方ならもう当然ご存知のことと思いますが、
POPについて簡単に説明していきたいと思います。
そもそもPOPとは
英語のPoint Of Purchase を略した物です。
買い物をする場所とか買い物をする時みたいな
意味ですね。
またそういう場所・時に、商品の価値を伝えて
お客様の購入を促す広告で、POP広告という
言い方もあります。
(他にもPOPという略語があるので区別しますね。)
でもこれを知ってもよくわからないですし、
意味がわかりませんね。
でも、そこにあまりこだわる必要はないと思います。
むしろいろんな種類について知っていただくと
「あああれか」ということになると思います。
自分の中の定義としては、
「店頭において、
商品の魅力を最大限明確にして、
お客様にわかりやすく伝え、
ご購入のご決断を助け、
お客様の満足と店舗の利益の向上を図るもの」
と考えます。ちょっとわかりづらかったですかね。
おわかりになりますよね?
で、それに合致するものであれば、
種類は、なんであっても構わない。
と私は考えています。
他のお店で見ているものでもいいですし、
まだ世の中に存在していない形のオリジナルでも
全然構わないと思います。
イメージが出てきたらどんどん形にしていきましょう。
そのお手伝いは最大限していきたいと思います。
一応ポピュラーなPOP種類としては、
小さいカード型のショーカードや
プライスカードから始まり、
スタンド型、大型パネル、
タペストリ、のぼり、や看板なども
変わったものでは、
チャネル文字、立体型、黒板型 などなど
店舗でできる加工方法として
ラミネート(パウチ)POPなどもあります。
追って説明してまいりたいと思います。
今日から、また実際効果的なPOPを作るために
POP脳も一緒につくりあげていきたいと思います。
その一つの方法をお伝えしたいと思います。
これが出来ると、どんな商品であってもたちどころに
魅力的な、いくらでも変幻自在なPOPのキャッチコピーを
作る事ができるようになり
あなたの書いたキャッチコピーを見たお客様が、
他の競合商品を全くなかったかのように無視して
その商品が引き起こす魅力的な生活の変化を想像し、
ウルウルした希望にあふれた瞳で見つめ
買い物かごに一杯になるまで商品を詰め込んだ
あげく、親戚や近所の知り合いにもあなたの
キャッチコピーをそのままに宣伝しながら配り始め、
累積的にお客様が増えてしまい発注が全く間に合わない
久々にうれしい悲鳴をあげてしまうことも可能と
なります。
逆にこれができなければ、
いつもどおり売れずに売り場に並んだままになった
うっすらとホコリもかぶってしまった商品を
「俺ほんとコレいい商品だと思うんだけどな」と
つぶやきながら、ふと見ると、いつもように
期限切れを起こし、あわてて、危ない危ないと
商品を引き下げたところ、先ほど運悪く
たまたま購入してしまったお客様から期限切れ商品の
クレームの電話がなり、対応でさんざん大事な時間も
奪われたあげく、
お客様を増やすどころか逆に悪い噂で、まずそのお客様が
2度と商品も買わないのに加えて、店の評判も下がって
魅力的なその商品の売上げも、店の売上げも両方失ってしまう
リスクを上昇させかねません。
その大事な方法とは、まず、あなたが、言葉で、
その商品の魅力、強みを理解し、表現するという事なんです。
簡単でかつ強力な方法ですので、是非試してみてください。
やればやるほど簡単になっていきますので、
まずは練習のために詳細な方法で順を追ってやって
いっていただきたいです。
今日のエクササイズ
=================
魅力的な商品を救いスターに
するための黄金の8ステップ
=================
ステップ1
何か書くもの、筆記用具とノートを用意してください。
ステップ2
あなたの店の売れ筋商品および売りたい商品
陳列がある場所を思い浮かべてください。
エンドでもいいし、販促・プロモーションコーナーでも
いいし、もちろん定番やその他の場所でも構いません。
サービスであればそのシーンを思い浮かべてください。
ステップ3
あなたのお店にある商品などのうち
あなたも気に入っていて、惚れ込んでいるような商品で、
お客様にとってもすばらしくかつ、あなたのお店にとっても
利益率も高い商品であるのにもかかわらず、
それがお客様にうまく伝わらず、したがって
売上げが伸びていない商品があればそれを3つ
あげてみてください。
ステップ4
その商品についての魅力をあげてみてください。
いくつでも、思いつくまま箇条書きでかまいません。
(次のステップ5の項目を参考にしていただいても
よいです。)
ステップ5
売れない理由を以下の項目に従ってわけて
考えてみてください。
・価格
・商品力(効果など)
・知名度(競合のナショナルブランドが強い等)
・使い方がわかりにくり、使いにくいなどの問題
・(コンプレックス商材等)買いやすさの問題
・パッケージの問題
・販促popの問題
・売り場がわかりやすさの問題
・その他(顧客層があっているか等々)
ステップ6
ステップ4であげた魅力のうち、ステップ5であげた
問題点、欠点を凌駕して訴えられるポイントは何か
書いてください。
ステップ7
それをPOPにする場合の言葉を作ってみてください。
実際は文章は長いの短いのいろいろあるんですが、
今回は短く2行以内で言葉を考えてください。
短い言葉でまとめるスキルはいずれ必ず必要に
なってきます。
ステップ8
「この商品に光を与えるのは自分だ」と
一度心の中でもいいので、心から言ってみてください。
私は決して馬鹿にしませんから。まじめです。
以上になりますが、
そのうち瞬間的に思いつく様になると思いますが、
今回はちょっと面倒な掘り下げた形でやってみました。
しかし、いろいろ気がついた点、目を背けていた点が
あったのでなないでしょうか。
商品のこと、いい点いっぱい気がついて出来たら
惚れるくらいになる、というのも大事な点だと思います。
それがないと、いずれは、やはりPOPの表現にも
出てしまうのではないかと思っています。
商品の魅力にたくさん気がついてください。
商品の魅力をもっとお客様に知っていただき、
あなたの大事な商品を救ってあげるためにも、
ぜひ一度やってみてください。
私の強みは、実際に店頭に立って、
お客様と接しながらPOPを書いていたところから、
デザインの世界に進んでいったところです。
あなたの目線で考えていく事もできると思います。
一緒に考えていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
まずは、上記のステップのうち、
魅力ある売りたいけれど売れていない商品の
あなたが気がついている魅力だけでもあげてみてください。
今日もおつきあいいただきまして本当にありがとう
ございました。