北極老人の教えから
2013年の干支は、十二支で言えば「巳(へび)」です。
十二支とは単に動物で年を示しているだけではなく、大自然のエネルギーサイクルをあらわしています。
巳年は現実が動く
「巳」という漢字の起源は「赤ちゃんが丸まっている姿」を示す象形文字と言われます。
これは「誕生」を意味します。
新しいことが始まったり、新たな自分に生まれ変わるような出来事が起きやすいでしょう。
次に「巳」を言霊で紐解きますと、充実の「充」と「実」であらわされるように、今まで努力したことが充ちて、実を結ぶという意味があります。
そもそも「み」とは、「見」「視」「観」「診」「看」「現」が示すように、今まで隠れていた物事が。見える形になる(実現化する)という象徴です。
巳年は十二支の中でも、特に現実が動きやすい年回りなのです。
ただ全ては因果の法則ですから良いことも悪いことも撒いてきた種の芽が出るだけです。
しかし悪いと思うことが起きたとしても、そこから学び、反省し、身を正し徳を積めば今から未来は変えられると言う事です。
「巳」の象徴はヘビでした。
ヘビは古来より、世界的に信仰心の対象とされてきました。
手足のな長い体、毒をもつこと、脱皮することから「死と再生」を連想させること、そして長い間、餌を食べなくても生きていける生命力などにより「神の使い」とされてきたのです。
世界各国の神話には、必ずと言っていいほどヘビが登場します。
日本人も、昔からヘビを信仰してきました。
その名残りがいたるところにあります。
例えば、神社の門や正殿に張られたしめ縄はオスとメスのヘビが交尾をしている姿を象徴し、「子孫繁栄」を願ったものだと言われています。
お正月の「しめ飾り」も同じです。
また、お供えの鏡餅は、言霊で紐解けば「カカ(=蛇)身餅」です。
鏡とはヘビの意味であり、二段重ねの餅はトグロを巻くヘビの姿、小餅はヘビの卵をあらわしています。
占いの世界では、ヘビは「執念」、「信念」、「信仰心」の象徴です。
執念があるからこそ、ヘビのような強い生命力(やる気、根性、明るさ、前向き、積極性)があふれてきます。
信念を貫くからこそ、ヘビの一撃で敵を倒す毒のような武器(長所、才能、技術、知恵・・・)を手に出来ます。
信仰心を持っているからこそ、ヘビが脱皮をするがごとく、困難苦難を乗り越えて、新しい自分に生まれ変わることができます。
信仰心とは、何か?
信仰心に篤い生き方とは、「いつも目に見えない世界を感じながら生きる」ということです。
日々起きる出来事のウラ側には、目に見えない世界が影響しています。
その世界に支えられながら私たちは生きています。
良い出来事が起きるのは、多くの人々のおかげ、神様からの恵みだと感謝することです。
それらは、既に出会っている人、これから出会う人々の役に立ち、世の中に貢献するために与えられたものなのです。
良くない出来事が起こるのは、神様からの愛のムチだと考えることです。
より魅力的で素晴らしい自分に生まれ変わるためのきっかけや、改善すべき課題(テーマ)やメッセージがその中に込められているのです。
そのように捉えることで、良くない出来事も数年後、数十年のになってみれば「ああ、あのときのおかげで・・・」と人生の転機になっているはずです。
いずれにせよ、今年は、大きな変化、ターニングポイントとなる一年になるでしょう。
新しい時代のはじまり
今年は伊勢神宮と出雲大社の式年遷宮という神道の世界の一大イベントがあります。
天津神の中心である伊勢神宮と国津神の中心である出雲大社の式年遷宮が同じ年に行われることになったのは、戦争などの関係で、初めてのことです。
古い社殿から、新しい社殿に建て直しされて、御神体をウツすこの儀式は‘新しい時代の始まり‘を象徴しています。
この新しい時代が始まることを精神世界では「アセンション」と言われています。
この言葉には「意識の次元上昇」という意味があります。
要は、人類全体の意識ステージがあがりだす時であるということです。
その「はじまり」となる非常に重要な一年です。
まあ難しいことは置いといて撒いた種しか生えぬと言うことは変わりません。
因果しかありませんから!徳を積ませて頂きましょう。