旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ -2ページ目

農家レストラン 百姓屋敷じろえむ

先日、震災後初めて新たな旅の素材を探しに出かけて

来ました。


場所は千葉県南房総市、館山自動車道富裏ICから20分

ほどの山間です。


以前より気になっていた農家レストランの

「百姓屋敷じろえむ」さん。


築300年の百姓屋敷をそのまま利用し、食事ができるように

なっています。


旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-じろえむ入口


入り口にはりっぱな長屋門がありそれをくぐると犬と奥さんが

迎えてくれました。


特別な装飾が施されているわけではありませんが、

一歩玄関をまたぎますと日本の昔からの農家の

部屋があり、そこだけ時間の流れがゆっくりとしている
ように感じました。


旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-じろえむ母屋入口


食事のメニューはおまかせ御膳となっており、

1,575円から525円きざみの4種類です。

今回は¥1,575円の料理をいただきました。


メニューの内容は、卵料理(自然の状態で産んだ有精卵)、

ナスの和え物、漬物の盛り合わせ、トマトのサラダ、

梅を甘く漬けたもの、キュウリのサラダ、

牛の初乳で作ったおから(チーズのような感じ)

おみそ汁(国産無農薬大豆、自家製糀使用)

新鮮な有機野菜や有機米。



旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ


素朴な味わいの中、素材のひとつひとつが本来の姿なので
とても深く味わうことが出来ました、贅沢な瞬間でした。


若いお客様も結構いらっしゃるそうですが、

こういう日本の原風景をしらない世代なのに「DNA」が

とても喜んでいるという感想を漏らしていくそうです。


訪れる人にとっての故郷になってくれる場所、

そんな「じろえむ」さんでした。



百姓屋敷レストラン

じろえむ

千葉県南房総市山名2011

(TEL)0470-36-3872

営業時間:10:00~15:00
定休日:不定休
予約:完全予約制
http://w01.tp1.jp/~sr10381052/index.html

東日本大震災復興支援 ボランティアバスツアー

東北地方太平洋沖地震により亡くなられた方々のご冥福をお祈り
申し上げます。また被災地の皆様に謹んでお見舞い申し上げます。


震災から早くも3ケ月が過ぎようしています。
状況があまり変わらぬ様子を報道で見つつ、今まで募金ぐらいしか
出来ていない自分にいらだってきた3ケ月でもありました。


そんな中、同じ千葉県の旅行会社仲間が震災直後から
「ボランテイアツアー」をやられており、そのすばらいしい行動力と
理念に賛辞をおくると共に、ここにご紹介させていただきます。


その会社さんは千葉県佐倉市にあります「株式会社めもり~旅行」さん。
代表はとても明るく活発な江森雅子さんです。


現地の方の求めがあるうちはずっと継続されるということなので、
興味のある方はホームページで募集状況など確認してみてください。


私もお手伝いできることは微力ながら申し出ていこうと思っています。


・株式会社めもり~旅行
 http://memory-travel.com/index.html

木の持つ力と囲炉裏の炎で「安らぎ」と「人間性」が蘇る古民家の宿

岐阜県は奥飛騨温泉郷にある福地温泉、そこにあるのが「かつらぎの郷」。


旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-かつらぎ正面    旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-かつらぎ正面からロビー

ここは伝統の古民家と近代的なデザインが融合した癒しの空間です。

約四千坪の敷地に山里の小さな集落をイメージした離れ家が点在していて
母屋は豪農の館を移築し、囲炉裏があるロビーは一年中火が焚かれています。

部屋数は全部で10室、二階建蔵造り離れ家や古民家の一軒家などバラエティー
に富んでいます。


旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-かつら応接和室     旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-かつらぎベッド部屋

ロビーを含め、お部屋には歴史を刻んだ今では見ることも出来ないような
太い柱が何本も使われおり、木から発せられるパワーに包まれているようです。


部屋の中にも囲炉裏があり、滞在中はずっと火を炊いていられます。
お客様の中には囲炉裏の火を眺めるために来る方もいらっしゃるそうでが
その感覚はすごくわかります。
囲炉裏の火を、家族や仲間とずっと眺めていることが出来る場面が、
浮かんできます。


お風呂は源泉かけ流しで2種類の源泉が楽しめます。
どのお風呂も檜の湯船が特徴的で癒しのオーラが庭の景色と
とてもマッチしています。
貸切露天風呂は無料で利用できます。


旅職人 倉橋賢二のこだわり旅行のススメ-かつらぎ貸切風呂


夕食は囲炉裏のある食事処で飛騨牛などをいただきます。


女将さんの話によると定期的にスタッフとミーティングを重ね
どう改良していけばお客に喜んでいただけるか、常にアイデアを
出しあうそうです。
そうした心意気が、訪れるお客様にきちんと伝わっていることが
実感できました。


ここに泊まれば、木の持つ力と囲炉裏の炎そしてスタッフの
ホスピタリティで「安らぎ」「優しさ」「人間性」が蘇るそんなお宿でした。


・かつらぎの郷

 http://katuraginosato.co.jp/