量子力学は宇宙の真理に迫る
本当に素晴らしい学問だと思うので
何でも理解したいのだが、、、
さすがに同時に多世界が存在する。
とか言われても、まぁ分からんよね。
でも読んでみたら少しわかったかなぁ。。?
どうも「電子は粒か?波か?問題」が
大きく関わっているようだ。
まず、全ての物質は原子でできている。
(ファインマン)
原子にはかならず電子が飛んでいて、
いちばん少ない水素原子には1個。
ヘリウムは2個、順にリチウム、ベリリウム
ホウ酸、炭素、窒素、酸素、フッ素と続き
自然界で1番多いのはウランの92個だ。
現実的には
かの有名な二重スリット実験で
電子は粒として観測されているし
前に読んだ本で「電子の意志」について
学んだことから、
私としては断然、粒派である。(あんこも··)
しかし、多世界解釈には
電子を波として捉える考え方が必要らしく
コレを受け入れるのには苦労したぜ。
歴史的には光の研究から始まっていて
1905年アインシュタインの光量子仮説から
「量子」の言葉も生まれ
現代物理学が確立すると、
当時は波だと思われていた光が
粒(光子=フォトン)の集団だと解ったんだ。
それなら粒だと思っていた電子を
波で表そう(ド・ブロイの物質波仮説)
てことになり、(なぜ逆に?)
シュレディンガーが水素原子内の
電子エネルギー(1個だけ)を波動関数に
当てはめたら数学的に計算できた(1926)
とかで、やっぱり電子は波だ、って
世界の学者は言ってるわけさ。
本から引用するよ。
「電子は粒子であるという従来の先入観を
捨てて、その実体はわからないがともかく
シュレディンガー方程式を満たす何からの
波であると仮定する」
そうすると量子飛躍等のミステリーが
「説明できてしまう」ってんだから、
相当無理ヤリな感じだわね。
そこからですよ。
「波なのになぜ粒で観測されるのか?」
っていう逆算的な解釈問題が展開する。
①人間が観測すると波が収縮するのだ!
というのが主流の「コペンハーゲン解釈」
で、提唱者ボーアの本拠地が
コペンハーゲンなので、そう呼ばれる。
観測者と観測された電子の粒をセットと
して考える。すると、波だから同時に
別の観測者と電子も存在するのだ!
とかいうことになる。、、なるのか?
なるらしい。
しかも実際、電子の「波」って物理的に
どのように原子の回りに存在してるのか?
という当然の疑問には誰1人答えていない。
答えられないんだ。
全ては理論上の「解釈」でしかない。
ここで私は怒り狂って
一旦、本を投げ出したのだが、、
気を取り直して「量子もつれ」とか
「量子テレポーテーション」とか調べると
今や電子が粒子か波動か?と決めつける
より、両方を現実として見る事の方が
大事だ、、という事も分かってきた。
現実に「多世界」は存在しないと思うけど
その「解釈方法」は実際に応用されつつ
あるようで、あぁ、、、
まだまだ脳ミソ足りないなぁ。
もっと本読まなきゃ。
荒唐無稽なマンガもSFも、
もっともっと見よう。
日本的発想による日本の学者の「対話原理」