●勝楽寺【佐々木道誉の郷】 @滋賀県甲良町 | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

戦国時代よりもっと前、、
南北朝時代のバサラ大名として名高い
佐々木道誉。=(京極高氏)


後の「かぶき者(傾奇者)」より
さらにロックで硬派、それでいて
高尚なアートの香りも漂うカッコ良さ。

そんな「婆娑羅」の道誉さんに会いたくて。




久しぶりの車中泊旅行。
目標はお伊勢参り。     そして私は
何より琵琶湖が見たくて、、ね。
豊臣秀次の八幡山城から
井伊直政の彦根城へ、、行く予定が

▼佐々木道誉の勝楽寺城
▼石田三成の佐和山城
うーむ。。。  是非とも立ち寄りたい!
だって凄く近いんだもん。
恐るべし近江。



道誉さんの開いた勝楽寺は
ナビじゃないと到底到達出来なそうな
静かな住宅地の中にあった。



それでも民家の中に色々案内板があって
地域の人達に大事にされてる感、満載。
「正楽寺」表記は明治時代から。


住宅地を奥まで進むと
池の前に何となく駐車スペースがある。
観光客は誰もいない。


佐々木道誉はザックリ言えば
足利利尊氏と共に鎌倉幕府を倒した人、、
となるのかなぁ。
元は執権北条高時に仕えていたが
裏切って後醍醐天皇側に付いたり、、


後醍醐天皇の「建武の新政」が始まると
また裏切って新田義貞についたけど
また裏切ってなんやかや鎌倉幕府を倒し
室町幕府の中心人物となる、、。



なんだけど、南朝、北朝に分かれ
クセ者高師直、北畠親房や楠木正成の活躍...
ここらへん皆さんの裏切り合い尋常でなく
是非大河で足利尊氏をやって頂きたい。
でないとフクザツで、とても理解できん。


山門は後の織田信長焼き討ちで
唯一残ったものだそうだ。尊い!


本堂はとてもひなびた感じ。
立派じゃない所が逆に
リアルな歴史を感じるのだよ。。


近所のおばさんが中を開けてくれた。
   住職さんあまり来ないから、
   私ら勝手に木魚叩いてお経あげたり
   してんのよ。アハハ。 なんてね。
道誉さん、愛されてるなぁ。  (o^^o)( ˘ ˘°。)



佐々木道誉は世阿弥、観阿弥を支援し
能や狂言、華道、茶道、香道など
芸術の保護者としても名高い。
狂言の役者さんは公演前に必ず
ここにお参りに来るそうだ。


本堂のすぐ隣にお墓。
ああ、ココにお参りできたのは
なんと嬉しきこと哉。   ( ˘ ˘°。)



本来はこのお山を登った上に勝楽寺城跡や
様々史跡があるのだが、、
弾丸旅行ではムリでした。


この先が城へ向かう山道。
昔は処刑場もあり、お地蔵さんを背負わせ
突き落としたそうで、
今も供養を続ける地元のおばさんから
聞くお話は、正に生きた歴史であった。



おばさんに
「伊勢神宮に行ってきたんです」と話したら
「あれ?戻ってきたん?」と聞かれた。

一瞬意味が分からなかったが、
伊勢神宮はここのお隣にある
多賀大社の子供なので、お参りの順番は
多賀→伊勢が当然。という感覚らしい。


「伊勢は多賀の子でござる」言うてなぁ。


その後彦根城に行く途中多賀大社を通った。
ごめんなさい。。
次回は絶対、多賀大社行かねば!
確かにホツマツタヱを読んでいても
「琵琶湖」「多賀城」は最重要ワード
だったもんなぁ。。反省じゃー。。


近くの道の駅で購入。
佐々木道誉と縁が深い泉山御流という香道
の匂い袋付き。良い薫りなのだ。


ここで600円で購入したひこにゃん人形が
彦根城の売店では倍以上の値段で売って
いた事をチクっておこう。バサラ〜...♪*゚


近くに道の駅「甲良せせらぎの里」