●はじめてのホツマツタヱ③ | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

四代目からさらにマサカキ植え継ぎが
500回を数えた頃に五代目の話が始まる。

この辺の数え方は想像を絶するが、
こんな記述がある。

大昔には2回だったのが
ひと月に3回の食事をするようになると
人の寿命は百万歳になり、
ひと月に6回食事をを取るようになって
二十万歳の寿命になりました。
今の世は一日一回米飯の食事を取るので
二万歳しか生きられなくなって
しまったのです。

大鏡の大宅世継と夏山繁樹が200歳近く
だったのも、あながち不思議ではない、、
いや不思議だけど。  (>_<)



⑤天神五代目オオトノチと
    オオトマエの夫婦神

四代ウビチニとスピチニの嫡子である
ツノグヰ(角杙尊)は大殿で政を助けていた
のですが、政務を終えて表に出たところ
戸の前で美しく優れたイククイ(活杙尊)
に出会い、一目惚れして妻にしました。

人々はこの夫婦神をオオノトチ(大苫辺尊)
オオトマエ(大戸之前尊)と申し上げ
この時から男神を「殿」女神を「前」と呼ぶ
習わしになりました。


⑥天神六代目オモタル

六代目を継いだオモタル(面足尊)は
妻のカシコネ(惶尊)を連れて
共に全国津々浦々を巡り統治を進めました。


近江のアツミ(滋賀県高島市安曇川町)を
本拠地として
東はハラミ山(富士山)~日高見(東北)
西は月隅(九州南)~アシハラ(近畿)
南は阿波(四国東)~ソサ(紀伊半島)
北はシラヤマト(白山の麓)~
       ホソコソ(近畿の日本海側)や
        チタル(山陰地方)まで
広大な地域を統治下に置いたのですが、
不運にも嫡子ができませんでした。

その上、気候の寒冷化による農作物の減産も
重なって夫婦は焦りを生じ
次第に専制的な傾向を帯びてきたのです。
民衆は不安を募らせ、分別を失って
統治に従わなくなっていきました。



安曇川(あどがわ)町の藤樹書院。
かつて滋賀県高島郡に存在した町で
琵琶湖西岸の安曇川下流に位置する。




▼世継ぎ神の選定

天神が全国を巡幸し国家建設に邁進する間
後見役のタカミムスビが国政の議会を
預かる習わしになっています。

オモタル、カシコネの後見人である
第五代タカミムスビのタマキネ
(トヨケ大神/豊受大神)は、
若いながら英明の誉れ高く
この国家的危機に的確な対処を行ないます。
第二代クニサツチの時代から採られる
合議制に基き、全会一致で一組の夫婦を
「世継ぎ」に選出したのです。

それが第七代イザナギとイザナミです。
お二人は全国的に乱れた人心と食糧事情を
立て直す、という重い使命を担って
登場することになります。





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さー、面白くなってきましたねー(☆∀☆)