●諏訪大社四社まいり① 下社秋宮~青塚古墳 | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

日本の古代信仰は諏訪に存る。アル!

伊勢神宮、天照大御神、、言っても
外来の神様でしょ。
もっとずっと前から日本に居て
征服されてしまった土着の神さま。


縄文時代の遺跡や信仰の「痕跡」なら
全国何処にでも残っている。でも
諏訪には今の今まで「現存」するんだ。
途絶えず、消えず、残っているっ!!

そんな諏訪の神様に
本当の日本の神様に
会わずにはいられない~。

山。石。木。水。そして御柱!
ここを通って天から神が降りてくる。



諏訪大社とは
上社(本宮・前宮)
下社(春宮・秋宮)
四社を合わせた総称で、元々別組織の
上社と下社が統合されたのは
明治四年の神仏分離令から。

神道国教化政策により伊勢神宮を頂点に
全国の神社が格付けされたんだ。
って、最近?のことじゃんねー。( ・ε・)

まずは下社の秋宮を訪れた。



といっても、歴史的にはやっぱり古くて
私の勉強によると、大和朝廷の時代
まつろわぬ上社を懐柔するべく
派遣された国家権力としての存在。。

つまり、上社と下社は敵同士!
戦争だってしたんだよ。


金刺盛澄象。
下社を率いた神官・武士であり
源頼朝と同時代の人になる。
金刺氏の出自は多氏。太安万侶の縁者だね。


下社への金刺氏出現は壬申の乱に遡るが
上社との内訌は延々続き、とうとう
1518年の戦乱で敗北、金刺氏は滅亡する。



普通の手水舎もあるけど、
温泉の御神湯もある。あったか~い。
ここらには素朴な温泉宿もいっぱい!




拝殿の注連縄が立派だった!
とにかく綺麗に整っていて、何か
国家権力的な威信を感じるよねー




上社の御神体は山、下社は木なので
「本殿」は無くて、「拝殿」がある。
真ん中に鏡があるのは三種の神器的な
発想だから、アマテラスと同じだよね。
(本殿があるのは前宮のみ)



諏訪では必ず神様の社を囲むように
四本の御柱が立っていて、これは
街中、家屋、大も小も等しく皆共通だった。
特徴的でおもしろいねぇ。



秋宮から春宮は歩いて15分くらい。
途中の道は中山道。
ひなびた味わいの温泉宿が沢山
軒を連ねている。いい散歩だー。



秋宮近くにたぶん金刺氏の墓所と
言われる青塚古墳がある。
前方後円墳は諏訪ではここだけ。
諏訪の古い歴史の中では第三期に当たる。




住宅地の中に子供の遊び場のような
探検場のような佇まい。
石室がむき出しで、中にも入れそうだけど
ちょっと怖くて止めてしまった。
ヤバそうな気配あり。。?



諏訪大社の御朱印は500円!
なんだけど、記念の栞がついていて
四ヶ所目で特製御朱印袋プレゼント!
さすがだ。
翡翠付きのおみくじ300円も引いたよ。
ここらは木や水だけじゃなく、
石も本当に豊富。ご利益ありそうじゃ(^.^)


つづく。
二ヶ所め春宮へGO!