●続・ニホンという滅び行く国に生まれた若い君たちへ @秋嶋亮(旧名・響堂雪乃) | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

これはキツい。読むのが辛い本だ。
今の日本がどういう状態なのか、
思い知る。そして絶望する。


戦後70年、経済成長を為し遂げ豊かになり
テレビや映画、ゲーム、グルメを楽しむ
大人たちは、政治や社会の事を忘れて
いつの間にか国を欧米資本に明け渡した。


日本は本当にもう滅びている。。
のかもしれない。それがゲンジツだ。




TPPとは何か。国民は知っているか。
環太平洋パートナーシップ協定。
「21世紀の先進的で包括的な国際経済秩序」


関税を撤廃し自由で公正、開かれた自由貿易
の旗手として、我が国がリーダーシップを
発揮する、という。  アメリカは離脱し
年初、日本で第1回TPP会議が開催された。



しかし、これこそ亡国の法案です。
自由貿易に批准する、ということは
国家の主権を放棄するのと同じです。

憲法の上位に貿易協定が位置付けられ
外国の企業や投資家に、病院法や特許法の
変更をも許すことになるのです。

この脅威を国民はおろか、
政治家やマスコミも分かっていないのです。
・・・最初から辛辣な指摘の連続。



・・・仰る通り、私が全然ワカッていない
数々の悲惨な現実に始まり、
日本の政策は日米合同委員会によって
決められ、国会など全く機能していない。

日本の政策は全てアメリカの意向で
決められ、駐米軍が居るため逆らえない。

国民に真実を知られないよう、テレビは
下等な放送を流し、国民を愚民化する

郵政民営化は郵政「米営化」であった。
今回は改正水道法で水道の権利も
外資に売られている。

日本の少子化は、現在の移民政策を推進する
ため、故意に画策されたものである。

日本政府は企業を外資に売り渡すような
売国の政策を取らされていて、
逆らうことなど、できないのだ。。と、、
・・・耳が痛い、、心が痛い、、痛すぎる。





日本の内部が既に滅びてしまったのは
私たち大人が無知だったから。
或いは思考停止を強要されてきたからだ。


この乗っ取られた日本を
作者は「ニホン」と呼び、この場所で
生きねばならない若者たちに、現実を知れ、
世界の仕組みを知れ、と教える。

そして、解決法は示さず
考える事を止めるな、と。




短い節で読みやすく纏められてるだけに
何も知らない頭と心にグサグサ突き刺さる。
でも、頑張って読んだよ。。
読まなきゃいけない、と自分を叱咤して。


大事なことは知ることだ。
そして新聞テレビのニュースは信じない。
全てを疑い、自分の頭で考える。
考えられるだけの知識を身に付ける。


この本だってアタマから信じちゃいけない。
オバマまでのアメリカがやって来た
酷い事は事実だけど、
トランプはそれを変えようとしている、、
世界は変わろうとしている、、
と、私はまだ、思っているよ。

↑↑  米軍と日本の官僚が月2回会合する
日米合同委員会について。