●翔ぶが如く(1ー5) @司馬遼太郎 | ★50歳からの勉強道~読書録★

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本は友達。一冊一冊を大切に記憶に留めておきたい。

いよいよ翔ぶが如くに突入!
でもね、いくら司馬本が読みやすい言うて
10冊組はキツいやろ。(-_-;)



というわけで前半編。



*~*~*~*~*~*~*~*



中央集権制による東京政権が確立☆
したのは、なんといっても
明治4年7月14日の廃藩置県のおかげなんだ



つまり、大名と武士階級を廃絶せしめる。
という一大クーデターなわけで、
コレすなわち、戊辰戦争を戦った士族に
対する裏切り行為。



身分を奪われ、特権を奪われ、
俺たちは何の為に戦ったんだ?!(`ロ´;)




これを可能にしたのが西郷の一喝。
「各藩で異議が起これば拙者が兵を率い
打ち潰します!」       ドスコイ。



この間大久保は表面に出ず、西郷だけを
矢面に立てておいて、さらに
直後、外遊に出てしまう。チョットズルイ。



留守番の西郷は士族の不平を抑えつつも、
藩や武士を騙した負い目を感じ、ついに
征韓論を持ち出すことになる。



ロシアの南下政策への備え、プラス
士族の不平を外へ向ける。。。



もし!うまくいってれば、日清戦争は
起きなかったかもしれない、、なんて
話もあるようだけど、ワカラナイネ・・.



この苦労と信念の征韓論を
帰ってきた大久保たちに蹴飛ばされ
二人は決裂しちゃうけど、、、



にも拘わらず、二人の友情と信頼は
変わらない。



大久保はひたすらに前を向き、舵を執る。
西郷は人心を取る。



何をやっても嫌われる大久保と
何をやっても好かれる西郷は



昔からキッチリ役割分担ができていたのだ。これでいーのだ。お前ンとオイ。
誰も立ち入れない、二人だけの関係だ。






だいたいワタシは大久保利通を誤解して
いたようだ。もっと陰湿で暗いヤツだと
思っていたけど。。(^_^)



西郷下野の1年後、江藤新平の佐賀の乱を
電光石火で鎮め、台湾征伐後は現地に
乗り込み、無理難題の外交を押しきる。



その細心かつ大胆な政治家ぶりに
思わず感動してしまった。
誰にこんなことができるか?!



と、ニワカに大久保びいきになった
ところで自由民権運動へ。
新政府を転覆させようとする動きが、、



ガンバレ大久保!




大久保利通。ほぼイメージ通り(^人^)
ヒゲのボリュームは予想外。