街を歩いていると、本当になんて不自然な姿勢をして歩いている人が多いのかしらと驚かされてしまう。。。
そんなに力を入れて歩いていたら、疲れないのかしら?
肩がこらないのかしら?
中には痛々しいぐらいまで、頑張っている人たちもいる。
あぁ、考えてみれば、私も昔はそうだった…
美しくなりたい!
そのためには胸を張って。。。
そう、胸を張ることは悪いことではないですが、ただ、この「胸を張る」という身体の使い方が間違って教えられているので、このように多くの人が正しいと信じているけれど、実際は間違った姿勢で、身体に負担をかけているということが起きているのです。
(皆さん、1日が終わると、かなり身体が疲れていることに気が付きませんか? それはこのためでもあるのです)
では、一体、この間違った姿勢は、どこから来たのでしょう?
そう、誰もが必ず通る道。
「胸を張ってー、前に、ならえ!」
「気を付けー! 礼!」
そう、これです。
この時から私たちは身体の使い方に関して、大きな負荷を背負うことになるのです。
次の写真を見てもらえますか?
これは骨格模型を横から撮った写真です。
何か気が付きませんか?
そう、肩が生えている位置です。
自分が今まで考えていた場所とかなり違っていることに気が付きませんか?
そう、肩は私たちが思っている以上に、身体の前側についているのです。
ところが、私たちは、この「気を付け、前にならえ」という教育を受けた時から、両肩を異常に後ろに引くようになってしまっているのです。
この2枚を見比べてみてください。
ちょっとわかりずらいかもしれないですが、左側が多くの人が24時間365日、背中から肩のすべての筋肉を使ってとっている姿勢です。
骨格模型と比べてみると、かなり後ろにあることがわかるかと思います。
このような姿勢をとるためには、かなりの肩回りの筋肉を酷使して、維持しなければなりません。
これではリラックスどころか、四六時中、筋肉を緊張させている状態ですから、身体が休まるわけがありません。
筋肉がガチガチです。
なので、私がまず、最初にお勧めするのは、この変な胸を張った姿勢をやめましょうというところからです。
本当にこれをやめるだけで、呼吸が深くなるのです。
気持ち的にも、何か重いものを降ろしたかのように、ほっとできるのです。
(リラックスしたいときに浴ったものです、「はい、肩の力を抜いて…」。でも、この姿勢では肩の力を抜くにも抜きようがないですよね…?)
また、面白いことに、この姿勢をやめるだけで、女性は前から見た姿が、あっという間に細くなるのです。
これは魔法でもなんでもなく、本当にそうなのです。
(先日、セミナーでやって見せたら、皆さん、目を丸くしていました―笑)
ただ、残念なことに多くの人は、この間違った気を付けの姿勢のままで、長い時間、生きてきているため、正しい胸骨の開き方や肩、腕の位置と言われても、どこが正しい位置なのかがわからなくなってしまっているのですが。
頭で考えると難しいかもしれないですが、この身体の使い方を覚えると、本当に新しい自分に巡り合えます。
どんなに、何をやっても57㎏、13号をキープし続けていた私が、50を過ぎた今、9号サイズをサラッと着こなし、足も綺麗ですねと言われるようになっているのですから。