前回、ベイシックインカムについて触れた記事を書いた。
現在でも、社会保障制度として生活保護などの制度がある。
2014年度の資料によると生活保護の受給者は216万人で人口の1.7%である。
ベイシックインカムはこれを拡大したもので、国民の生活保障として全員に一定額を支給するものである。
このような考えは昔からあったが実現しなかった。
この制度が見直されているのは、今後、AIやロボット、自動運転などの出現と発展で人間の働き方が変わってくるといわれているからである。
ネットの出現やAI、ロボットなど文明の発展で誰が得をする(した)かというと、金を持った資産家だという。
8人のトップの大金持ちは世界人口の半分と同等の資産を持っているというようなデータもある。
金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏になっていくというのが未来の姿である。
人間、働かないと社会は成り立たないが、働く場所や環境によって得る金に、不公平がある。
そしてその不公平は今後拡大していくという。
それを解消するものとしてベイシックインカムが注目されている。
うまくいけば、100年後には平均寿命100歳、ベイシックインカム年間 一千万円(現在の価値で)という時代がくるかもしれない。
生まれてくるのが早すぎたか。