丸5年!! | Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

Aussie Physio (オーストラリアの理学療法)

日本で理学療法士として働いた後

オーストラリアでPhysiotherapist (理学療法士)になるために渡豪

そんな日々の中での気づき

今日で日本を発って丸5年が経ちました。去年のこの日は同じように丸四年という題でブログを書いていましたが、そのころはちょうど最終学年の一つ目の実習が終わったところでした。

今現在の生活は、クリニックで働きながら理学療法士としての経験を積ませてもらっているところです。学ぶことがたくさんあって日々充実しています。が、最近思うことは「人生で大事なことってなんだろう?」です。。。こうやって書くと、この人相当病んでるなって感じですね(笑)


きっとそれはその時の状況で色々と変わっていくものなんだと思うけど、五年前の自分が思っていたことと、今の自分が思っていることは明らかに違うと思います。


五年前、24歳の自分は日本が全ての基準でした。いきなり何を言ってるんだ、それは当たり前だろって感じだと思うんですけど、オーストラリアに来てびっくりしたのが、多くの人が敷かれたレールの上を歩んでいく、という人生を歩んでないことです。

自分が高校を卒業した後、即専門学校に入学し、国家試験に合格して働きだすまで3年間、もし大学に行った人がいたとしたら4年間でほとんどの日本の学生は就職先を決定します。もし高校卒業後に学校に行かないとしたら、そこから社会人がスタートするとすると18歳です。大半の人はこの道を歩んでいくと思います。

自分がこっちの語学学校に入ったころ、色々な国からきている様々なバックグラウンドをもった人たちに出会って、みんな当時の自分より若い人もいれば年上の人もたくさん。みんなそれぞれの国で色んな仕事をしてて、また自分を磨きたい、違った生活をしたいといった気持ちからオーストラリアで英語を勉強している人が多いことにびっくりしました。その経験は今まで持っていた自分の常識を覆されるものでした。

そういった意味で、敷かれたレールの上を行くのではなく、そこから外れた道を歩んでいくっていうことに対する抵抗が、海外の人たちは良い意味ですごく少ないと思いました。

自分が病院を辞めると決断した時、正直周りの目が気になりました。そういった経験、みなさんもあると思います。何かを行う時、自分がやりたいことよりも周囲の反応を気にしてしまう。結果、もう少し待ってみようとなる、そしてゆくゆく何年も先延ばしにしてしまう。

みんながみんなそうじゃないと思います。でも、そうゆう人たちがいることも知ってます。それってすごく理解できるけど、それと同時にすごくもったいないことだなと感じます。今の自分がやりたいこと全てこれたかと聞かれると、はっきりやってきましたとは答えられないですが、オーストラリアに来てもう一度ゼロからスタートしようと決断してそれを実行するという自分の人生の中で一番大きな出来事に、それなりの労力、お金、時間を費やしました。失ったものもたくさんあるけど、得た物もたくさんあります。決してこの決断も簡単なものじゃありませんでした。


そういうことを感じながら日々を過ごしているうちに、ふと何が人生の中で一番大事なのかなと思ってしまいます。現在の生活は、日本で働いていたときよりも若干労働時間が少ないです。かといって、仕事内容が簡単かというと、そうではなくもっと難しいと感じることが多々あります。

仕事が全てじゃないけど、人生の中で本当にたくさんの時間を過ごしていくのだから、正直自分がやってて楽しめる仕事をすること、そしてそれを全うすることは本当に大事だと思います(ちなみに、自分は今から数年後、またこちらで大学院に通い、より専門的な知識と技術を学びたいと思っています)。

このように、目標は次から次に出てきて、それを一つ一つクリアしていく、それが人生で大事なのか、それとも自分の大事な友達、家族と一緒にいて、楽しい時間を過ごすことが大事なのか、それとも両方か。はたまた、全く別のこと、例えば単純にその日をを楽しかったと言って終えることができることが大事なのか。。。いろいろな考えが巡っている5年目です。でも、人生の最終目標は、幸せな人生だったって言って永遠の眠りにつくことです。


これから更に5年後、自分でもどうなってるわかりませんが、オーストラリアにいないような気がします(笑)あとは、自分がこうゆう風になりたいなってのはまだはっきりではありませんが、あります。どこにいたとしても、自分の目の前のゴールを一つ一つクリアして充実した人生にしていきたいです。

最後に、自分が日本で理学療法士として働いてた時に患者さんに頂いた言葉を。。。

『60歳以降の人生はおつりだ。それまでの人生でどれだけ高い代価を払ったか(努力できるか、頑張れるか)でそれ以降の人生が決まってくる。』

これを目指して、これからも小さなことでもいいからこつこつと頑張っていきたいと思います☆