第43回エリザベス女王杯 | 競馬徒然日記~ヤマザキ的思考回路~

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★第43回エリザベス女王杯(GⅠ)

 

◎ ⑤レッドジェノヴァ

○ ⑧カンタービレ

▲ ⑬ノームコア

注 ⑦モズカッチャン 

△ ⑫リスグラシュー

△ ⑯コルコバード

△ ⑨クロコスミア

 

 エリザベス女王杯の連覇を狙う注モズカッチャンの前走札幌記念では、次走の天皇賞秋でも②着するサングレーザー、ダービー馬マカヒキに次ぐ③着。しかも4角から直線にかけて前が開かずに仕掛けが遅れるような形。それを考えると強い牡馬相手に負けて強しという見方もできます。ただ、熱発で府中牝馬Sを回避するアクシデントがあり、最終追い切りを見ても、仕上がりは悪くはないと思いますが、GⅠレベルで考えると何かピンとくるものが個人的にはありませんでした。元々は叩き良化型でもありますし、間隔が開いたことは割り引き。それでも実績や能力は上位の存在ですが、印的には"注"にして、モズカッチャンに先着できる可能性がある馬3頭を◎○▲としました。

 

 ◎レッドジェノヴァの前走・京都大賞典は、4角でスムーズさを欠いて位置取りを下げる不利。それでも直線では脚を使い②着。①着サトノダイヤモンドとは僅か0.1秒差で、シュヴァルグランに先着。斤量が軽かったとはいえ、一流牡馬相手に②着は非常に価値のある内容でした。元々スタミナ豊富で、長くいい脚を使えるタイプ。距離が1ハロン短くなりますが、長めの距離で、3角からの下り坂で惰性をつけてギアを上げていける京都外回りはピッタリの条件。この中間も栗東滞在で調整され、最終追い切りを見ても状態は良さそうですし、充実一途、この馬の勢いを中心視したいと思います。

 

 ○カンタービレは今回の17頭の最終追い切りのなかで個人的には一番良く見えました。前走の秋華賞では、今までとは違う後ろからの競馬になりましたが、アーモンドアイを見る形から上がり33秒9の末脚を使えたのは収穫。あのレース振りなら直線の長い京都外回りはむしろ歓迎だと思いますし、距離も対応できそうなイメージ。

 

 ▲ノームコアは紫苑Sの勝ち時計が優秀。GⅠの阪神JF、オークスや桜花賞でも上位入線した②着マウレアに3馬身差を付けていることからも、休養を挟んでパワーアップした印象。その辺が、まさに成長力のあるハービンジャー産駒。鞍上は絶好調ルメール騎手ですし、一発があっても不思議ではないと思います。

 

 △リスグラシューは能力上位の存在ですが、距離実績が乏しい点で押えまで。あとは、息の長い末脚が持ち味の△コルコバード、単騎逃げが濃厚でマイペースなら渋太い△クロコスミアまで印を回しておきます。