競馬徒然日記~ヤマザキ的思考回路~

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競馬専門紙・優馬のトラックマン山崎が、競馬の事を中心に気ままに書いていくブログです。
少しでも競馬に興味を持ってもらえれば幸いです。

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印は紙面に載っているのでここでは控えさせて頂きますが、各馬の評価を羅列してみました。馬場傾向、前提として

 

Ⅰ 今の東京は速い時計が出るいわゆる高速馬場

Ⅱ どの馬が逃げるのかわからないメンバー構成。平均~やや遅めのペースから最後は速い上がりを使えるタイプ

 

この2点を重点にしつつ1週間色々考察してみました。なお、わかりやすくするため、☆(1~5個)でも評価しています。

 

①サトノインプレッサ ☆☆

 前走のNHKマイルCは後方から。外枠、3角で内から寄られたこともあり道中外を回るロス。直線でも前の馬がフラフラ+外から寄られスムーズさを欠いたが、さほど脚も残っていなかった印象。3連勝が重と稍重で、馬場が渋った時にインパクトのある鬼脚を使うが、速い上がりが必要な今の東京の芝は合わない可能性も?ただ、今回コース追いで状態は前走以上と見ていいかも。

 

②アルジャンナ ☆☆
 とにかくエンジンのかかり遅い。ただ、毎日杯では折り合いが付いていたし、距離延長は問題なさそう。道中は中団あたりか。過去に33秒台の上がりを3回。極端なスローペースからの瞬発力勝負では分が悪いが、平均的な流れならジワジワ伸びて2、3着というイメージ。コントレイルには東スポ杯で5馬身差完敗も、自信の走破時計1分45秒3でもレコード。ただ仕上がりとしては8~9分か。

 

③ワーケア ☆☆☆☆
 ホープフルSはスタートで他馬と接触する不利があり、中団やや後ろから。上位馬より外を回ったこともあり③着まで。弥生賞では早めに動く馬が多く、他馬よりワンテンポ仕掛けが遅れた印象。それでも後に青葉賞を制するオーソリティに先着と3歳世代では能力自体がトップレベル。新馬、2戦目が東京で上がり33秒台。中山よりは大箱の東京向き。速い時計勝負・距離はわからないが、折り合いは問題なし。最終追い切りの動きも上々。

 

④レクセランス ☆

 皐月賞は後方から直線で馬群の間を伸びてくる。右にモタれる面があり左回りの方がスムーズかも?ただ、毎回末脚は堅実だが、上がり最速は34秒8。瞬発力勝負では分が悪いが、持続力が生きる展開になれば…

 

⑤コントレイル ☆☆☆☆☆

 皐月賞は1角で寄られたこともあり位置取りが後ろになったが、向正面で外にポジションを取ると外を回りながらも快勝。サリオスとのコース取りを考えると強いの一言。折り合いが付いていた前走を見ると距離は問題なく、東スポ杯で驚異のレコード勝ち。今の高速馬場でも問題なし。もちろん中間の動きも申し分なし。

 

⑥ヴェルトライゼンデ ☆☆
 前走はサリオスを見ながら絶好のポジションも、馬場の悪い内を通る形で伸びず。ホープフルS②着、スプリングS②着の内容なら軽視できないが、今回が初めての東京。どちらかというと中山向き?スローペースで流れたスプリングSで②着に敗れたことからも、遅めのペースで瞬発力勝負が必要な流れになると?

 

⑦ブラックホール ☆

 弥生賞では外々を回りながら脚を使い④着健闘も、皐月賞では4角一番大外から最後差を詰めてはいるものの⑨着まで。洋芝の函館と札幌で3戦2勝2着1回。上がり最速は35秒2。今の東京で瞬発力が必要な展開では?

 

⑧ビターエンダー ☆☆
 皐月賞では大外枠から位置を取りにいき4角では失速も、プリンシパルSでは好位から抜け出し勝利。ただ、11頭立てでメンバーレベルは?ローテーションも?とはいえ、東京では4戦して全て馬券圏内と東京向きなのは確か。好位からどこまで脚を使えるか?

 

⑨ダーリントンホール ☆☆
 皐月賞はスタート一息で後方から。3角から外を回らされるロスもあり⑥着。小回りだとエンジンのかかりが遅く、東京向きなのは確か。ただ、血統的には2400㍍は歓迎も、2走前の共同通信杯勝ちは稍重で力の要る馬場が良かったか?良馬場の高速馬場はやってみないとわからないが、最終追い切りの動きは抜群。ジャッジ悩む1頭。

 

⑩コルテジア ☆☆

 皐月賞は終始馬場の悪い内を通らされる形に。それでも渋太く脚を使いヴェルトライゼンデに先着。きさらぎ賞勝ち時のように、好位から33秒台の上がりを使えば圏内があっても驚けない。ただ、もう少し内めの枠が欲しかったか。

 

⑪ガロアクリーク ☆☆☆
 スプリングSはスローペースで①着、皐月賞ではある程度の流れでも脚を使い崩れず③着。ここにきて力を付けている印象で最終追い切りでも⑤F自己ベストをマーク。東京の速い上がり勝負でも対応可能。ただ、皐月賞上位組とは力差あり?

 

⑫サリオス ☆☆☆☆☆

 初めての2000㍍でも折り合いが付き、直線でもロスなく捌き上々の末脚。最後手前を替えなかったようだが、③着以下には決定的な差をつけた。サウジアラビアロイヤルCで33秒1の上がりを使いレコード勝ち。高速馬場は対応可能。馬体はマイラーだが、前走のレース内容と前走以上の状態、3歳馬同士なら能力の高さで今回はこなせそうな気もするが。

 

⑬ディープボンド ☆
 京都新聞杯は前の馬が飛ばしハイペース。上がりが36秒2もかかるスタミナが要求される流れ。縦長の展開、中団(丁度いい位置)から一旦②着馬に出られるも、最後追い比べで先着。上がり最速は34秒9。瞬発力勝負よりはスタミナ比べが理想か。

 

⑭マイラプソディ ☆

 皐月賞は中団辺りでサトノフラッグを見ながらいい形で運ぶも、いざ直線向くと…。デビューしてからの3連勝は強かったが、自分からやめている?気持ちの問題?今回はチークP(とメンコ?)でどう変わるか。

 

⑮サトノブラッグ ☆☆☆
 皐月賞は中団追走からいい手応えで直線向くも、弥生賞のような脚を使えず。弥生賞を勝っているとはいえ、道悪の新馬戦で負けているように、力の要る馬場は合わない?なら、東京の良馬場で変わる可能性はある。ただ、レコードで未勝利勝ちした時のインパクトは強かったが、使った上がりは34秒5。これをどう評価するか。やはり現状では上位2頭とは力差があるのか?

 

⑯マンオブスピリット ☆
 京都新聞杯は後方から。3~4角で鞭が入るなど勝負所での反応は一息だったが、直線では一旦先頭に立つような見所ある末脚。ただ、ハイペースで展開向いた?速い上がり勝負よりは、ある程度スタミナが要求される展開が理想。今までの上がり最速は34秒6。

 

⑰ヴァルコス ☆☆

 レースレコードが出た青葉賞でタイム差なしの②着。押しても前に行けず中団後ろから。1000㍍通過からポジションあげ、好位から長くいい脚を使う。上がり最速が34秒2。決め手勝負では厳しいが、青葉賞の時のように自分から動く形やスタミナが要求されるような流れなら。ただ、単純に青葉賞の時計は評価したい。

 

⑱ウインカーネリアン ☆☆
 皐月賞は離れた2番手でこの馬は速いペースではなくマイペース。とはいえ、渋太く粘って大健闘の④着。東京だと切れ負けする可能性はあるが、先行力と渋太さは魅力。逃げる手もあるか。

 

 

 

このようなことを考えながら最終結論を出しました。果たして結果は…

 

では皆さん、素敵なダービーデーをお過ごしください!