F女史は8日の夜、我が家に到着した。
マラケシューピサはダイレクトで3時間。
日本に比べると、随分近い私の第2の故郷。
日本もこれくらいの感覚で行けると
メチャ楽なんだけどな〜、と思う
ピサ空港ーフィレンツェ間は110kmで
車で1時間20分ほど。
空港バスもあるので
ヨーロッパ各都市に飛ぶのも
日時が合えば、格安で飛べる。
ただ荷物の制限が厳しいので
F女史は大小のスーツケースと
ハンドバッグを持っていたのだけど
小さいスーツケースは
無料では乗せられないと言われて
マラケシュに置いてきたという
やっぱり…。
彼女は飛行機の規約など読まない人なので
私が読んであげれば良かった…と思ったよ
あっちのスーツケースにも
沢山お土産が入っていたのに残念!
ともらしていた。
彼女は今回、大切なミッションを果たしに
イタリアに上陸した。
イタリアで離婚してモロッコに帰ってきた弟は
イタリアに残してきた奥さんと息子達と
13年間も音信不通なので
その関係修復をするために親戚訪問をすることが
今回のイタリアでの最大の使命だった。
それには、独りでは無理なので
うちの夫が北イタリアまで一緒に行き
交渉の手助けをする予定でいた。
その他にF女史は
ローマと
ヴェネツィアと
ピサの斜塔と
フィレンツェ観光と
アウトレットに
一緒に行きましょう
と、目を輝かせて私に言ってきた。
マジで?
すごい、行きたい放題だけど
ご案内するの、私だよね?
夫は休みの日を使って北イタリアへ行くので
残りの日は、F女史は独りで歩けないと言うので
私が全部ご案内することになる.....
この人、66歳だって言うけれど
大丈夫かしら??
(全くその年齢には見えないけれど)
まぁ、様子を見て
その都度電車のチケットを取りながら
ボチボチご案内すればいいか....
つづく