モロッコの夫婦の関係が崩れる時 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

モロッコで、夫の実家の大家族は

義母の死と共にみんなが険悪になってしまった。

 

 

特に1階に住む、イタリアの義姉の息子夫婦は

ドラ息子の度重なる浮気とポーカーなどの賭け事中毒で

生活費を奥さんに渡さない生活が続いていたので

奥さんは、だんだん狂っていった。

 

 

いくら喧嘩しても埒が明かず

奥さんは、近所で結婚式などあれば

3人の子供を置いて働きに出た。

 

 

だけど、そんな日雇い労働で得るお金では

生活は賄えなかった。

 

 

ドラ息子の父親はサッカーの審判で

ドラ息子自身も凄い運動神経の持ち主で

モロッコのセリエAチーム、ラジャ・カサブランカでプレーしていた。

 

小さい頃からサッカーや、テーブルサッカーゲームや

ポーカーやあらゆるゲームに精通する

そちらの才能には誰よりも長けていたらしい。

 

ゲームセンターの主人が、ドラ息子がくると

いつまでも勝たれてしまうので、

テーブルサッカーゲームのボールを取り上げてしまっていたのだとか。

 

 

そのままプロチームでプレー出来ていたら

お金になど困らなかっただろうに

アホだから、監督と喧嘩してサッカーを辞めてしまった。

 

 

女癖が悪いのは彼の父親と瓜二つらしく

義姉はこの男に「初めての結婚」と騙されて結婚したら

先に第一夫人がいて、自分は第二夫人だったことに気が付き

 

妊娠してしまってから、第一夫人へのジェラシーで逃げ出している。

だけど、生涯離婚の手続きは取らなかった。

 

ちなみにこの男は第四夫人までもらって

第三夫人に火を付けられて腕がL字に曲がったまま

大火傷を負って、暫くL字のまま動けなかったらしい魂

 

 

 

ドラ息子はその血を色濃く受け継いで

やりたい放題やる上に

イタリアの義姉が可愛いドラ息子の傍にいる奥さんを

ジェラシーで毛嫌いするものだから

 

ドラ息子に毎月イタリアからお小遣いを送金して

女遊びとポーカーに通わせては離婚に向けて加担していたガーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな夫婦関係のもと

片足を切断していたイタリアの義姉が実家に帰ると

1階に帰るのだけれど、奥さんに悪態をついて奥さんと喧嘩をして

3日と持たず、2階に追いやられていた。

 

 

2階の亡き義兄の妻は

行き場がない義姉を受け入れていた。

だけど暫くして、義姉がまた悪態をついたので

3階には義弟の未亡人はおらず、誰もいない屋上に義姉を追いやった。

 

 

いや、普通の人は

あの義姉の悪態には耐えられないから.....ニヒヒ

しかも面倒みてくれている人に悪態つくか??銃

 

 

屋上には、小部屋があり

かろうじて死なないように、3食だけは運ばれた。

だけど、下の世話は誰もしてくれず

義姉は自分でオムツを替えていたらしい......滝汗

 

 

慈悲あふれるイスラムの国では

そんな悪態女の義姉は、外に放り出せば

誰かが交代で面倒みてくれただろうに

 

そんなこと、家族の恥になるから

家の入口のドアは誰も入って来ないように閉ざされ

義姉が屋上に追い出されたことは誰にも知らされなかった。

 

 

そこで義姉は頭を冷やしたのだろうか?

それとも、頭がおかしくなっていたのだろうか?

(この悲惨な経験の直後から、義姉は痴呆が始まった)

 

 

ドラ息子も、奥さんから三行半を突きつけられ

家に入ることを拒まれ、夜は屋上の小屋で

義姉の隣に寝ていたらしい。

 

 

 

暫くアホ親子は屋上に追いやられて行き場がなく

ドラ息子が勝手に誰かに貸していた

義姉の小さな家がやっと空室になったので

義姉はそちらに移ることが出来た。

 

 

つづく