フィレンツェで日本食と言えば、スシ!
だけどその寿司屋は大抵中国人経営だ。
しかも、寿司ブームは
「均一価格で食べ放題」から始まった。
だから、フィレンツェでは
どこの寿司屋に行っても固定価格で食べ放題になっている。
そして、中国人は何でもフライにしてしまう国民。
中華料理屋に行くと
「アイスクリームのフライ」
と、メニューのデザートのページに書かれている。
アイスクリームのフライって、何ですか?と聞くと
「アイスクリームの、フライです。」
と中国人が答えてくれた
その昔、私が日本の家族と
日本で中華を食べに行った時に
「大根餅ってどんな感じですか?」と聞いたら
「大根の、モチ、です。」
と中国人店員が答えてくれたのと一緒だ
つまり、アイスクリームのフライはね
丸いアイスクリームを
薄切りスポンジケーキみたいなものでくるんで
衣を付けて揚げてあったの。
スポンジケーキで包んだ後に
冷凍してあるんだと思うのね。
それを揚げるから、中のアイスクリームが冷たいんだと
私は想像しているけれど。
ご存知の方がいらしたら教えてくださいね
さて、中国人経営の寿司屋では
巻き寿司も揚げてしまう
海老天を巻いた上に表面に衣付けて揚げてあったりして
最初は、あり得ねーと思いながら
注文してみていたけれど
今では見慣れて、軽く無視
イタリア人にとって、あり得ない食べ物は
何だと思いますか??
正解は....
パイナップルが乗ったピザ。
イタリア語では
Pizza con ananas
ピッツァ コン アナナス
と言います。
パイナップルがアナナス。
きっとアメリカで生まれたお味よね。
だって、私、ピザーラでバイトしていた時、作っていたもの。
ハワイアンデライトってピザ。
私は日本にいた時から絶対に頼まないタイプのお味だったけれど
トッピングは
パイナップル、生ハム、イタリア風ソーセージ、オニオン ね
今、見返すと、イタリア風ソーセージって
何を意図していたんだろう?
って思うけれど、サルシッチャのこと?だよね。
ドイツはソーセージが有名だけど
イタリアでああいうソーセージ文化は無くてね。
スパイスとかが入っていない
ただの肉と脂の腸詰めって感じでパリッとした食感とか皆無で
腸詰を縦割りにして焼いてパニーノにしたり
ボロボロと中身をパスタの具にしたりして使っているよね。
きっとあのボロボロ感を
ピザーラの冷凍の肉の塊で表現していたのね。
(今更、バイト時代から30年後に回想)
ま、イタリア人の視点からは
このパイナポーを乗っけてしまったアメリカンな感覚が
許せねーって話よ、奥様
あり得ないよね
あり得ないよね
あり得ないわよねーって
イタリア人は騒いでいるわよ。
現場からは、以上です。