スミマセン、イタリアに住んでいるのに
サッカーには、全く興味がありません。
きっと、イタリアに来るまで
90分のサッカーの試合全部を
通しで見たことがありませんでした。
もちろん、こちらに来てからも然り。
地元フィオレンティーナの試合を
友人達と真冬に観に行ったことがありますが
誘われたから、経験のために行ったカンジ。
なんか、そこには独特のルールみたいなものがあって
慣れたら面白いんだろうな〜ってカンジでしたけれど
私は家の中でヌクヌクしている方が好きだな〜と
寒空の下、ホッカイロを貼りながら思いましたね。
その後、スタジアムに行ったのは大学の授業の一環で。
スポーツ生理学の教授が超イケメンの紳士で
フィオレンティーナの専属なんたらというお役目についている人で
(↑なんだか忘れた)
スタジアムの裏側を見学させてくれたのです。
その時に見た、サッカー選手じゃなくて
サッカー関連の紳士達の麗しさと言ったらもう、奥様
ヤベーイケメンばかりでございましたわよ
長身なのは当たり前。
みんなスッキリとしたスーツ姿で
(日本のサラリーマンスーツとは違う
The!イタリアンスーツね)
ズラリとサッカー関係者がお出迎えして下さいましたの。
もちろん、皆さん、元何かのスポーツ選手なのでしょうね。
一体なんの役職なのかは不明でしたが
みんな首から「俺関係者です札」を下げているような人達。
お顔はローマ時代の彫刻を並べたかのよう。
ずらりと並んだ、モデルとも違う
鍛え上げられたスポーツ選手上がりの皆様のお姿に
私は見惚れながら授業を受けておりましたよ。
(っていうか、何しに行ったか覚えておらず
教授が一体なんの授業をしていたのか聞いてないくらい、イケメンに夢中)
そんな、関係者と選手が移動する際
観光バスで移動しているのですが
高速道路を降りてスタジアムまで向かう道中は
毎回、警察の警備がついて大所帯です。
まずは白バイが2台、道路を開けるように扇動します。
その裏にパトカーが一台サイレンを鳴らして走ります。
その裏に覆面パトカー。
その裏に選手を乗せた観光バス。
その裏にもう一台パトカー。
その裏に覆面パトカー。
といった感じでサイレンを鳴らしながら
道を開けさせて、信号も止まらずに、いち早くスタジアムへと誘導します。
これくらい大所帯で
フィオレンティーナとその敵の熱狂的なファン達に
囲まれないように選手達を守っているのです。
何か起こったら手に負えないくらい
大騒ぎをしてしまうサッカーファン達を
どれだけ警戒しているか、この防御体制だけでお分かりになるかと。
これが、毎回試合があるたびに
うちの前の道路を通るものですから
あ、また、お出ましだわ
と、けたたましいサイレンを聞きながら思います。
こんなに守られているのはサッカー選手だけでしょうけれど。
それくらい国を挙げて守っていくべき
イタリアの国民的スポーツなのであります
そして彼らの裏には、
あの彫刻のようなイケメン達がワラワラと働いているのね。
イタリアの本当の美男達は、その辺にはいません。
スポーツ業界の裏側の
私達が見えない世界にウヨウヨいるのよ〜