フィレンツェに来たら、まず何食べる? | イタリアでモロッコごはん

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イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

フィレンツェに来たら

何よりも食べて欲しいもの

それはTボーンステーキの

ビステッカ アッラ フィオレンティーナ

だよね指差し

 

 

トスカーナ名物のキアーナ牛の

お肉かどうかは、きちんと吟味しないと解らないけれど

ビステッカ専門店に行けば

キアーナ牛のお肉も見つかるハズ。

 

 

だけどこれ、女子二人では食べられないくらい

大きいんですの。

 

 

そう、あなたの頭部を肉で隠せるほどの大きさよ。滝汗

 

 

その真ん中にはT型の骨が

突き抜いておりますので

結局、可食部分は大きさ程ではないのですけれどね。

 

 

そのT型の骨付きだから

最低5cmの幅にしかステーキが切れないのですわ。

 

 

だから炭火で焼いても中はレア状態。

 

 

もちろん、注文が入る前に冷蔵庫から出してあるから

肉の中心部が冷たいことはないけれど

ほぼ、レア状態で食べる赤身のお肉なのですわ。

 

 

もしあなたがレアのもの、ナマモノが苦手ならば

違うタイプのステーキを頼んだ方がよろしくてよ。

 

 

何故なら真顔

 

店員さんに、

「あ、これ、もっと良く焼きでお願いしまーす!」

 

とかお願いしたら、怒られるからよ。

 

 

このステーキは中身は生で食べるものなんざますよ。

 

 

だから店員さんにウェルダンで!

なんて言ったら、眉毛がへの字になってしまうだろうし

それをキッチンに良く焼くように戻したりしたら

 

シェフから「銃爆弾パー物申すもやもやナイフびっくりマーク

 

放送禁止用語を投げかけられるからよ。

 

 

郷に入っては郷に従いましょうね。

 

ただ、赤身のお肉のステーキは

本当に美味しいから絶対に試して欲しいのね。

 

 

その時は、「タリアータ」という

赤身のステーキ、厚さ3cmくらいの

小ぶりのカットで、既に切ってお皿に

ルッコラと共に盛り付けられているのを選びましょう。




 

メニューにはTagliataと書いてあるからねウインク

 

これなら、レア食べられる人はレアで食べて

この2切れだけ良く焼きにしてぇ〜お願い

とお願いしても、あのTボーンステーキではないのだから

きっとお願いに応じてくれると思うわ。

 

 

最近イタリアでも霜降り和牛が大人気だけれど

珍しい間は良いけれど

こちらの赤身のステーキに慣れてしまったら

もうあの脂まみれのお肉には戻れないわね。

 

 

むしろ異常さを感じるよね。

どうやったらそんなに脂刺せたんですか??ってね。

 

 

 

最近やたらTボーンステーキ専門店が

ニョキニョキとキノコのように出来ているから

是非レビューを参考に行ってみて下さいね。

 

 

最近私はこちらのお肉ばかり食べております。

(↑何やらお写真豊富なサイトにリンクしてあります)


面白いことに、ナポリの友人は

ナポリでは、こんなビステッカは出回っていない

と言うのです。

 

 

この切り方、販売方法とも

トスカーナ独特のもので

例えTボーンステーキが売っていたとしても

このトスカーナの切り方ほどワイルドに売っている地方はない

ということです。

 

 

イタリアは地方ごとのお料理を

楽しむ面白さがあります。

是非、他の街では絶対に食べられない

その街が誇るお料理を食べ歩いてみて下さいねウインクハート