態度が急変した看護師 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

私と娘は退院手続きを待っていた。

 

12月8日は、イタリアは祝日で

看護師も医師も人員不足で

すべてがゆっくり動いていた。

 

 

娘が用を足すのにナースコールのボタンを押すと

 

「お母さん!私達、今日は人員不足なので

 あなた手伝ってください!挿し込み式おまるは

 ココに置いてあるのを勝手に取って

 終わったらここに置いておいて下さい!」

 

 

はーいニヤニヤ

私、おまるのスペシャリストだから大丈夫口笛

 

 

用具置き場には

挿し込み式おまる自動洗浄機が置いてあったびっくり

お〜っと!コレは、画期的だな。

ウチにも欲しいな目がハートいや、場所取るからいらんかちょっと不満

 

 


同伴者の就寝用リクライニングチェアーが

見た目は格好良いのだが

設計者を訴えたくなるくらい寝にくくて

背中と腰がバキバキになってしまった。


これならヨガマットを敷いて寝たほうが

よっぽど安眠できただろう。



 



 

イタリアの病院の朝食はカフェラッテとビスケット4枚。

以上!かなり質素だが

イタリア人はあまり朝食をがっつく習慣がなく

このままお昼まで何も食べない。

 

 

 

ランチは、今回は私の分も出てきた〜ラブ

ジェノベーゼソースのラザニアと

チキンロースト、モロッコインゲンのソテー。

 

昨夜の食べられない程不味いビッツァとは大違い。

温かかったし、美味しかったよおねがい

 

 

娘は熱が出てきたのか?殆ど食べられず。

向かいのベッドのマダムは喜んで食べていた。

 

 

14時に来ると言った医師は来なくて

なんと16時まで待たされた。

 

 

その間に、男性の看護師が

厳しい顔で私を呼んだ。

 

 

食後だったのでマスク無しで向かうと

 

「マスクをしてください!」

とピリピリしている。

 

 

廊下で私は、まるで犯罪者のように

 

「あなた、陽性じゃないてすか!」

 

と、怒られた。(また突然バイキン扱いされているドクロ

 

 

ガクーーーッチーン

 

 

 

あのさ、2階で私が渡した手術当日の陰性証明書は

6階に移動する時にカルテと共に

届けられるべきじゃないんですか??

 

 

あなた達の連絡事項って

ここまでずさんなんですか??

 

 

私は手術当日に検査して

陰性証明を既に渡していますが

きちんとスマホに証明書はありますので

今、この病棟のメールにお送りしますよ。

 

 

看護師はホッとした様子で

私にメールアドレスをくれたので

その場で即行証明書を添付して送った。

 

 

あの手術直前に誰もPCR検査結果を確認していなかったら.....

もしかして本当に退院直前の今

気付いたかも知れなかったかと思うと震えるよね。

 

 

っていうか、私には検査結果は届いていなかったのだから

過失を犯しているのは

あなた達病院スタッフであって

私では無いってこと

そこんとこよろしく真顔

 

 

 

16時にドクターが退院の書類を持ってきてくれて

脚の固定器具を付けてもらって

これと血行促進長靴下は、20日間取らないように、と言われた。

 

 

 

ここから家までが娘は痛くて大騒ぎ。

昨年と同じく、アドレナリン全開の

出産前の妊婦のようだった。

 

 

ちょっとの振動でも悲鳴を上げて、イライラマックスムキー

昨年エレベーターが小さくて

車椅子の上で延ばした足が挟まれそうになって

恐怖と怒りでバシバシ叩かれたので滝汗

 

今年はその横にある

ベッドを運ぶための巨大エレベーターを発見して利用した。

 

 

昨年は家の駐車場についてから

どうやって車椅子の上で

足を床に平行にまっすぐ曲げずに

家まで運ぶかを考えたのだった。

 

 

私は娘を車に置いて、テラスから

息子がもう使っていないスケートボードを発見し

運よく息子がタイヤ部分を金具ごと取り除いていた板だけだったので

それを車椅子に乗せると足をまっすぐ曲げずに運ぶことが出来たのだちゅー

 

 

今年は病院からそのボード持参で運んだ。

何事も2度目はラクちんである。

 

最後の修羅場は車椅子からベッドへの移動だった。

そこであまりにも痛がって

娘は悲鳴と共に泣き出したけれど

それを最後に、静寂が訪れた.....。

 

 

私も夫も、その騒ぎを聞いているだけで

疲れ果ててしまった。

 

 

これからは痛み止めで痛みを抑えつつ

あとは回復に向けて介抱するのみ。

 

がんばれ、娘筋肉