レコード屋さんでラヴェルを求める。 | イタリアでモロッコごはん

イタリアでモロッコごはん

イタリア在住 リツコがモロッコ人と結婚を決めた途端、介護同居生活が始まり今に至るドタバタと、美味しいモロッコ&地中海料理について語ります♪

今週はサントジュヌヴィエーヴの丘を

カミーユに案内してもらったフランス語ビデオ学習。



第4話のビデオはコチラから視聴できますよ。






ここでカミーユが入っていくのが

いかにもマニアックな「白い貴婦人」という名のレコード屋さん。





モーリス・ラヴェルのソナチネを買い求めるという

なんとも心和むお買い物風景でございました。





そして最近スッカリ音楽を聴く余裕のない自分の生活に気付かされ

ハッとした瞬間でもありました。





しかもラヴェルなんて....ラヴェルなんて

もう何年も聞いていなくて

ビデオから聞いているだけで心が洗われる思いでした。






なんといっても「ボレロ」が代表作のラヴェルですが

私の大好きな思い出の曲は

「亡き王女のためのパヴァーヌ」です。

あぁピアノが弾きたくなってムズムズしてきましたよぉ~。

フルートで旋律を奏でるのもステキです。







レコード屋さんのガラスに

「音楽は贈り物」と書かれてありましたが

ブンブン首縦に振って頷いてしまいました。




今の私の生活のように

ハッと気付いたら夜だった....なんていう場合

音楽なんて無くても別に生きていけるんですよ。





ただそんな生活の中で

ほんの一瞬、流れてきた音楽で心癒されたら

それは誰からでもない「私への贈り物」なんですよね。

聞いただけで穏やかな気持ちになれたりするのですから。






私は語学の学習もそれと同じ感覚でとらえています。



別にイタリア語なんてできなくてもイタリアで生活できるんです。

本当に最低限必要な言葉さえわかっていれば

もしかして話さなくても生活できちゃったりして。




でもお喋りなイタリア人が気軽に声をかけてきて

それにスムーズに答えられてお互い気分良い一日が過ごせたら....。



ある日イタリア人と誤解が生じた時

自分の言葉でその誤解を解いてあげられたら....。



異国の地でやってみたかったことに

勇気を出して挑めるようになったら....。



「言葉」を自由に操れるだけで

結果的に自分はもちろん周りの人達とも

一体感を感じながら心穏やかに過ごせるのです。



 




そして今度はフランス語に挑戦しています。

より多くの人達と、あの心地よい一体感を味わえるこをを祈って。




今日も沢山のことをビデオから学ばせてもらいました。