以前にも書いていますが、
神社では神様へ感謝を伝えてください。
自分の欲を押し出す場所ではない、
ということを理解していただきたいと思います。
神社というものがなぜ出来たのか。
古来より祭祀というものがなぜ行われてきたのか。
考えていただければ理解できるかと思います。
神社の起源は、
豊穣への感謝・祈り、
自然への畏れ、
そういったものから起こっています。
神様へ、
『今年もこれだけの作物ができました。
来年も皆が幸せに暮らせるよう豊穣を祈願いたします』
こんな感じでお願いしてきているのです。
日頃の感謝も伝えずに、
ただ願い事を伝えるのは違います。
願い事を伝えるのも、
神様には助力を願うだけです。
『目標のために自分はこれだけがんばっています。
その目標のために、神様のお力をお借りしたいです。
後押しをお願いします』
とか…。
ただ願うのではなく、
自分の努力も伝えるようにしましょう。
また、おまいりの際には、
ご自分がどこに住んでいる誰なのか。
お伝えすることも忘れないでください。
ご祈祷の際には、
祝詞の中で、住所と氏名を伝えさせていただいています。
例えば、
新車を購入して車の交通安全の祈祷をするとします。
祝詞では、
『神様には日頃から守っていただき感謝しております。
この度、◯◯(住所)に住んでいる◯◯(氏名)が、新しく車を買いました。◯◯(車のナンバー)の車です。
本人も安全に気をつけて運転しますが、神様も貰い事故等ないようにお守りしてください』
それぞれ神社ごとや、神職ごとに違いはあるかと思いますが、だいたい上記のようなことを伝えています。
祝詞を例にしてみると、
どのようにお詣りするのがいいのか、
見えてくるかと思います。
次回は、お守りやお札を購入する際の順序について書きたいと思います。
過去の記事『神社での参拝方法①.②.③』