前回に引き続き、神社での参拝方法です。
前回の記事はこちら↓
ご祈祷を受けたりして、
神社の拝殿へ上がることがあると思います。
神職をしていて気になっていることが一つ。
一般家庭では、家に上がる際、靴の向きを直すため、
神職の履物も直してくださる方がいらっしゃいます。
神社の作法は、一般家庭とは違いますので、
履き物の向きは直さないで下さい。
神社では、履き物は、拝殿に向かって真っ直ぐに脱ぎ、
向きは変えません。
履き物の向きを出やすい方向に変える。
それは、神様にお尻を向けて出ていくことになります。
神様の方へ向いたまま履き物を脱ぎ、
履く時は、神様の方へ向きなおして履きます。
決して、神様にお尻を向けたまま拝殿を出る、
ということはしません。
神殿・拝殿の真ん中を正中と言いますが、
拝殿から出る際には、
正中を向きつつ神様の方へ向くように外へ出ます。
出たら、そのまま神様へ一礼します。
(この一礼は30度くらい)
数年前より、知識は広まっているのかなと感じますが、
知らない方もいらっしゃると思いますので、
書いてみました。
本当は図があるとわかりやすいんですけどね。
機会があれば図にするなり、
画像撮るなどして、説明できたら…と思います。