長板総荘の最初の呪文に加えて、水指の蓋を三手で閉め、拝見がかかってからの終りの呪文、「蓋ツ箸(フタツバシ
)」もマスター!

蓋ツ箸とは、「蓋置、火箸」のこと。
拝見がかかると、まず蓋置を右手で取り、左手に乗せて長板正面までにじり、扱って建水の位置に右手で置きます。
次に、火箸を左手で摘まんで引き出し、人差し指を伸ばしても余裕がある長さまで出てきたら人差し指を伸ばして取り上げ、扱って右手で杓立に入れます。長板の上は、始めに取り出したとき同様、建水があった場所を避けるようにSを描いて杓立にしまいます。


長板総荘が好きな人はいない、と先生から聞いて、苦手意識が強いのは自分だけじゃないんだ、と安心していますにひひ

その他、こんな注意を頂きました。☆ここでいいのかな、と位置を考えながら少しづつずらすのではなく、一度でピタリと定位置に置く。★

お湯や水を釜に捨てたら、手首が畳と水平になるようにすれば、柄杓の合が真下を向き、湯や水が落ち切る。☆

茶碗を清める時、下げた時、掌に乗せる時に自分と向き合うように乗せると暖かみが出る。★ 

心を込めたお点前を


苦手意識から、手順ばかり追っていたことがハッキリと出ていたようです。
今度のお稽古は、総荘より余裕がある濃茶平点前なので、優しさを感じてもらえるようにしたいですね。



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棚に水指、棗、柄杓、蓋置を荘り付け、建水綴じ目に正面を合わせて仕組んだ茶碗セットを運び出すだけの入子点ですが、復習もせずに臨んだため、ちょっとした所作をすっかり忘れており、次回もう一度お稽古することになりましたあせる

できなかったポイント、できたポイント、いろいろありましたね。

★建水は左掌に乗せ、左親指を少し横にかける⇒掌に乗せるだけになっていた。

☆建水はまず勝手付けに右手横、左手添え手で置く。棗を降ろして、茶碗だけを左手横で取り、右左と持ち替えておき合わせる。⇒懸垂ごと、棗とおき合わせようとしてしまった💦

★蓋置を右手で取り、左手に乗せ、外隅まで回って右手で定位置に置く⇒蓋置の前に柄杓を取ろうとした。

☆柄杓を右手で取り、左手で扱って蓋置に置く。蓋置は既に置いてあるから、鏡柄杓は不要⇒いつものように、
鏡柄杓をしようとしていました。

★建水の綴じ目を勝手付けに向けながら引く。⇒ここはばっちり!
☆居前を整える。

点前の最初で、いつもの棚点前とは違う点があり、きちんとできれば、それが楽しいところですね。


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前々回、前回の稽古で、美味しい薄茶の点て方に開眼‼

茶碗が締まるような、部屋が柔らかくなるような湯気を放つお湯と、程よい量の抹茶があれば、茶碗にお湯をに入れただけで良い香りがたつ!!

そして、脱力しながらも全身のエネルギーが伝わるように茶筅を振れば、茶碗の中で茶筅が抹茶を捉えて泳ぎ、泡が立ってくれるのです。

言葉にすると実にあやふやな表現になりますが、美味しいお茶を点てられていると、手先から身体全体に抹茶の良さが沁み渡る感覚があります。

今日も、お客様に「とても美味しかった」と、わざわざ言って頂けました。
こんな風に言って頂けるのは、亭主冥利に尽きますね。

いつも美味しいお茶を点てられるように、この感覚を大切にしたいです。

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