朝起きた時に疲れが取れていない、
あごが疲れている、あごが痛い…
そんな方が結構いらっしゃいます。
横向きで寝ていてあごが疲れる人は
以下の原因が考えられます。
横向きで寝るときに、硬めの枕で耳の近くを枕の中心にして寝ていませんか?
下の図で分かるように耳のすぐ近くにあごの関節があります。
≪.
zygotebody
から作画≫
頭蓋骨の方が分かりやすいかもしれませんね。
えらの上あたり、耳のすぐ前にあごの関節があります。
こんなところを枕で圧迫して寝ていてはあごにすごい力が加わります。
頬骨の下から耳にかけてを触りながら口を開け閉めすると
筋肉が動くのが分かると思いますが、
この筋肉を圧迫すると筋肉が縮んで、力を入れている時と
例えば・・・、
手の指が自然と曲がってしまうのですが、
これって、筋肉を圧迫するとその筋肉が縮むということなのですよね。
これをあごの筋肉に当てはめると、下の筋肉の図の赤い線の部分の筋肉を枕で圧迫すると特にあごの周りの筋肉が縮んで力が加わりやすくなります。
以上の理由から、下の図の赤い丸の部分に枕の中心を当てたり、頭と枕の接点の中心がその範囲になってしまうと、あごに力が加わったまま寝ることになり、朝起きた時にあごがすごく疲れた状態になります。
なので、横向きに寝るときは緑の丸の部分、
耳より3センチくらい上のあたりが枕と頭の接点の中心になるように寝ると朝の疲れが違うのではないかと思います。
厳密に赤い部分に枕を絶対あててはいけないというのではなく、頭と枕の接点の中心がそこにならないようにして、
赤い部分は接点の中心よりも体重のかかる比率が少なくなれば良いと思います。
あごが疲れる人のすべてがこれに該当するとは限らず、
もちろんストレスや過度の疲れから首やあごの筋肉に
力が入ったまま寝てしまって疲れが残る場合もありますが、
何割かの方は上記のことに気を付ければ改善するかもしれません。