ジェラート屋さんとバッボ | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/8/3


どちらかというと、こういうのが飲みたくなる。




相変わらず暑い日が続くから、流石の私も、ジェラートを食べようかなぁ…という気になる。田舎町で唯一と言っていいジェラート屋さんだけれど、これが、なかなかの美味しさで、夕飯を終えた時間に、集まってくる近所の人たちでいっぱいになっている。駐車場も含めた一角にある建物には、子供たちも遊べるよう、ちょっとした遊具もあったりで、なんとなく、そんな様子を見ながら、ジェラートを食べるのだ。3歳くらいだろうか、小さな女の子がお母さんと手を繋いでベンチに座っていた。後から追いかけてきた若きパパは、子供と遊びたいのか、子供の注目を浴びたいのか、遊具に乗って遊び始めた。「見て、見て〜」そう言いながら、ブランコに乗る。子供はいたって、冷静。今度は、馬の遊具に乗る、若きパパが。「ねぇ、見て見て〜」。これじゃあ、どちらが子供で、どちらが大人だか分からない。大丈夫か?バッボよ。トスカーナでは、パパの事をバッボと呼ぶ。見ているこちらの方がなんだか可笑しな気分になったけど、あまり見ているのも悪い気がして、腰を上げて、その場を立ち去る。後ろの方でまた、若きパパの声が聞こえた。「ねぇ、見て〜」まだ言っている。平和だなぁ…、そんなふうに思った。世の中がみんな、こうだったら、きっと楽しい世界になるんだろう。







いつも、いつも、ありがとう!
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「はちみつをかけると美味しいものは?」

ヨーグルトとチーズ



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