厄介なおっさんは、イタリアにもいる | 私のイタリア時間

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イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。



2024/5/12


花芽が沢山、人はいろいろ




今日も良い天気だなぁ…と、その様子を写真に撮ろうと、扉を開けた時だった。遠くの方で、言い争いの声が聞こえてきた。フィレンツェならまあ、なきにしもあらずなんだけれど、穏やかなオリーブ畑では、ちょっと珍しい。住んでいる人自体が少ないから、ちょっとしたゴシップになってしまう。オリーブ畑の向こう側のお家は、多分、3世帯住宅で、遠くだからあまり接点はないんだけれど、ちょっと変わっている感じがして、小学生くらいの男の子がよく喚いている。それをたしなめる母ちゃんもまた大きな声だから、言い争いの声が聞こえた時、きっとまた、その家でなにか揉め事でもあるんだろうな…と全くの他人事だった。その家のご主人が訪ねてくるまでは。聞けば、その朝、動物愛好家の兄ちゃんが、猟師がオリーブ畑に入らないよう、看板を取り付けてくれていたのだった。そこに口出しをしたご主人さんと言い合いになったのだ…と後で知った。もとより、他人の領域に入っている訳ではないし、「なんなの、あの人。頭がおかしいのよ。」とは、こちら側のお隣のおばちゃん。向こう側の家のご主人は「俺はね、ちょっと聞いただけなんだよ。『何をしているの?』と。」と言うけれど、私から見れば、結構喚いていた…と思う。イタリア人の中にも厄介な人は割りにいて、何かあると、すぐに裁判沙汰にするし、正しいことが勝つとは限らないイタリアでは、そんなつまらないことで、裁判なんてしたくない…と思うのは、元の職場のオーナーことおやびんの件で、何度か承認喚問を受けた事があったからである。そんなご主人の家の塀には、「ゆっくり走れ!」と殺気だった真っ赤な文字で書かれた看板がいくつか貼ってある。そのまんまな感じがよく伝わってくる文字。見るたびに、思う。関わらんでおこう…と。厄介なおっさんは、イタリアにも居るのである。






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