何日か前のニュース。
アメリカでダヴィデ像の写真を生徒に見せた校長先生が
解雇された…という話が話題に上っていた。
「ダヴィデ像がポルノグラフィ」だとかなんとか…という理由で。
ダヴィデ像
これは、レプリカ
フィレンツェのアカデミア美術館のメインの像でもあり、
そのレプリカが
シニョーリア広場やミケランジェロ広場にも置かれているほど
価値のある芸術作品なわけで
その姿は、イタリアの理想的な肉体美でもあるという。
イタリアとしては、
「ダヴィデ像がポルノグラフィ」だなんて
心外以外の何物でもないのは、確か。
ついつい
ポルノグラフィの意味を
調べてしまった。
ポルノグラフィとは…性的興奮を起こさせることを目的としたエロチックな行為を表現したもの
(Wikipediaより)
エロチックねぇ…
どんな芸術作品も
その価値を知らない人にとっては
それを性的対象物と見なされてしまう、恐ろしさよ。
無知ほど怖いものはない。
ダヴィデ像を見て
性的興奮を覚える輩たちの想像力を
良しと取るのか
悪しきと取るのか
分かりかねるのは
私がイタリアに住んでいるから、なのだろうか…