感染者の言うことに、耳を傾けてみる | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。





Andrà tutto bene 


思いを込めて。
昨年見た虹の写真を
アップしてみる。



その日見ていたテレビ番組で

感染者の一人となった、

番組の司会者の動画を目にする。


「最初、寒気がしたから熱を測ったんだ。そしたら、39度もあってさ、喉も痛くて咳も出る。検査したら、コロナウィルスと分かったんだ。」


実際に感染して起こることは、

感染した人から聞くのが一番だと思うのは、

あまりにも

フェイクニュースやデマが蔓延してるからだ。


感染した人が言うところの

最初の症状というのは、

極々普通の、

風邪やインフルエンザと似ているっぽい。


「それでも、自分は大丈夫だと思ってた。それより、自分の動かしている会社を止める方が怖かった。そして、父親にうつしてしまったんだ…」


とは、

別の感染者が言った言葉。


イタリアで体の調子が悪い時、

「なに、仕事に来てるんだ。いいから休め!」

と言う人が多い。


で、

それはきっと、

正しい判断だ。


あのおやびんは、言わなかったけど。


調子が悪かったら、

自分の体に正直になってみる。

それで、

周りに迷惑をかけないことの方が

自分が頑張るより

ずっと有効な事もある。


番組の司会者は言う。


「1週間ほどしたら、症状が良くなって、治ったと思ったんだ。だって、熱もないし、咳も出ない。でも、検査したら、やっぱり陽性なんだ。」


ここが、

普通の風邪とは違う。


だから、容易に外に出ては行けない…

と言うことだ。


自分が感染していることを

公にすることだって

勇気がいることだと思うのだけど、

こうして、その状況を

本人の口から伝えられることの方が

もっともらしい専門家と名乗る人間が

ああだのこうだの語るより

よっぽど信憑性がある。


「家に居てください。」


現場で労力を尽くす医者や看護婦、

そして、

感染者が言うことには


論より証拠


くらいの説得力があると

思ったりするのである。





⬇︎今日もありがとう!






最後までお付き合い、どうもありがとうございます。