大人な対応 | 私のイタリア時間

私のイタリア時間

イタリアに住みはじめて、20年もの月日が経ちました。
イタリアでの何気ない日々。流れる時間の中で起こる、ふとした出来事や思い。
このブログでは、そんな日常を1枚の写真と共に書き綴っています。




イタリア人の子供、

見ていると、

とても可愛い。


それは、今となっては、

15年ほど前、

友人とパレルモを訪れた時のこと。


イタリア語どころか、

英語もままならない私たちは、

どこの国にもある

ハンバーガーショップに居た。


隣に座っていたのは、

3歳ほどの男の子とおじいちゃん。


言葉はよくわからないが、

隣の席が気になるのは、

全国共通。

その3歳くらいの子は、

「あれも欲しい。」

指を差しながら言う。

どうやら、私たちと同じものを欲しいらしい。


すると、

おじいちゃんは、言った。

「これを食べて、まだ食べれるんだったら、それを買おう!」


こちらでは、文法的に

主語によって言い方が使い分けられるのだが、

子供から言っても、

大人が言っても、

家族の間柄は、

2人称を使う。


その感覚に慣れない

私たち日本人には、

3歳の子が

おじいちゃんにむかって、

「あんた...」

と言っているように聞こえるのである。


そんなやりとりが、

なんだか大人対応な気がして、

今となっても、

違和感にさいなまれる私である。



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⬇︎  おじいちゃんと一緒...





最後までお付き合い、どうもありがとうございます。